2009年07月

2009年07月31日

d872af4d.jpgさて、イタリアサミットのお土産として
イタリア政府からプレゼントされたワインは
過日、お伝えしたのだが、じゃ、晩餐会は
どんなワインが飲まれたのか、それも
知りたいのが人情ってもんである。
お待たせしました。
こいつです。
オピ・シャルドネ・テッレ・デ・キエティ'08
すっきりドライな飲み口なのだが
ファットな印象のある、飲み応えのある
しっかりとしたシャルドネだ。
エチケットのイエローが示すとおり
黄色いイメージの強いワイン。
メローイエローは今いずこ?素朴な疑問である。

2009年07月30日

d3abff59.jpgちょっとした困難に出会い
運を天にまかせていたのだが
友人は、私を
少しでも状況が良くなるように
あちこち根回ししてくれて
筆舌し難い気持ちでいっぱいだ。


感謝なんて言葉では伝えきれない。
こんな時に思ってしまう
ことばってなんて不自由なのだ、と。
友情に、こころから感動している。

週末は、写真のような感じになるだろう。
私は運がいいから。

2009年07月29日

bf4d7ca8.jpg『MISSLIM』である。
荒井由実ほど雨の似合うアーティストは
いないと思うし、彼女ほど湿度の低い
雨降りを表現できる人は少ない。
こんなせつない歌詞をポップに
表現できるその才能は、やはり
異彩を放っており、失恋ソングを
カラっと表現できる彼女は
日本人らしくなく、特殊だ。
コーラスアレンジは達郎さん。
無敵のコンビネーションなのであり
雨を歌わせたら、このふたりに
かなう者は、なかなか居ないのである。

たぶんあなたはむかえに来ない 荒井由実



雨は手のひらにいっぱい 〜SUGAR BABE〜



長梅雨に 蛙飛び込む ゆうこりん (こころの俳句)

2009年07月28日

96aab82f.jpgオピ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ'05
今年7月開催のイタリアのサミットでの
参加者32名にイタリア政府が、お土産として
プレゼントに用意したワインが、こいつだ!
わが葡萄畑では、ずっとラインナップに
入っている代表的ワインなので
飲んだ事のあるお方も多いとは思うが
国家間のお付き合いで用いられたとは
正直驚きなのである。
なぜなら、高価なワインではないから。

うちの店のワインは、バランス良く
コストパフォーマンスの高いワインしか
置いていないのであり、なんだか
うちのお店が、イタリア政府から
お墨付きをいただいたような気分でうれしい。

ただ、プレゼントされたものは特別なボトルに
詰められたようなのだが、中身は同じだ。

気軽に飲める価格のワインなので
ぜひ、お試し頂きたい所存である。

2009年07月27日

ab9cc3ea.jpg土曜日に、勉強会で教えてもらった
『 一燈照隅 万燈照国 』
(いっとうしょうぐう ばんとうしょうこく)
意味は読んで字の如し、なのだが
講師は、こう続けられた。
隅を照らすのでは不十分だ。
『 一燈照宇の志 』つまり
宇宙を照らすほどの大きな
志を持て、と言うのである。
「こころざし」とは
この命を何の為に使うのか、だ。

命を使うというのは、すなわち「使命」であり
顔や性格が全員違うように、すべての人が
使うべき命を天から与えられているのだから
まっとうする事で天命を使いきることができる。

与えられた使命、つまり「志」とは
いったい、どうやって見つけるのか。

1、人よりも得手な事、秀でている事、つまりそれは天分だ。
  乱暴に言っちゃえば、ある程度の努力でできちゃう事。
2、命から湧き出る欲求。
  やりたくて仕方のない衝動に駆られるもの、だ。
3、現実の社会に起こっている事柄に関して
  違和感、問題意識を持ち、変えようとする事。
4、時流に乗り、時流を使う。
5、出会い。人との出会いによって
  新たな自分を発見し磨く、という事。

もちろん、それらの基軸は人のためになる事に限る。
どれだけ多くの人のためになっているのか、で
その人にまた「一燈照隅」の光が当てられる。
その数が多いほど、多く照らされるからこそ
「一燈照宇」となるのである。
その土台は、感謝する、という単純な事なのだ。

2009年07月26日

0c786dc2.jpgMailani Makainai
ウクレレの音が涼しいのである。
いい音で鳴っている。
9曲目は特にイイ。




試聴は ↓
http://mountainapplecompany.com/mailani/
もしくは
http://www.myspace.com/mailanimakainai

そうそう、8月8日には入場無料!の
海のイベントもあったね。
Hulalele Luau 2009 こちらも要チェックだ!
フラとウクレレのお祭り。

<付録>




2009年07月25日

a28dca57.jpg8月30日衆院選挙の日。
「明るく行こみゃあ!Super Live!」
と称する音楽イベントがあるぞ。
経営者のおじさんたちが
こぞって演奏する第6回の
夏の恒例行事となったのだ。

昨年まではBlue Note だったが
キャパの問題で、とうとう
大ホールでのライブとなり感無量である。

私たちはトップバッターであり
つかみ、とも、前座とも言われているが
なにしろ、バンドの名前がBCCR。
ベイシティ・コレステ・ローラーズという
名は体をあらわすのであり、基本ふざけているのだが
80年代ロックに対する熱い想いが炸裂するので
ぜひぜひ足をお運び下さい、である。
このブログの中でお馴染みのダン・コレステさん
waka ちゃんも出演だがね!

479009e5.jpg  = 記 =
日時:2009年8月30日(日)17:00〜21:30
場所:ダイアモンドホール
   名古屋市中区栄2-1-9雲竜フレックスビル
料金:2500円
   (前売り券のみ、当日不可)
   (選挙に行ってない人、入場不可)
出演:バラエティ豊かな9バンド
お問い合わせ:コメント欄にて

この日の私はウクレレではなくギターなので
お間違えのないように、よろしくです。

2009年07月24日

3b64024e.jpg癒しの本、というものがある。
文字を追っていると不思議に
こころがゆったりリラックスして
おおらかな、やさしい気分になれる。
今年、それを見つけた。
今読んでいるのは『源氏物語の男君たち』
瀬戸内寂聴さんの書いたものなのだが
この本にかかわらず、源氏物語ってのは
時の流れがゆったりであり
なぜだかこころやすらぐのだ。
たぶんそこらへんが癒しポイントだと思うのだが
ヒーリング効果を、深く分析中である。

2009年07月23日



簡潔でわかりやすい理念のほうが、何ページにもわたる
マニフェストよりも明快なのだが、政治家って不思議だ。
ま、そもそも公約と言わずにマニフェストとぼかして言うこと自体
約束するつもりがないことを示している。

投票率もあがり、政治に対して関心を持たなければならないほどに
この国は、問題が多いということであるのにもかかわらず
いつまで、その場しのぎの政治をしたら次のステージに行けるのか。

東国原知事のように、日本は大きく変わる時期なのだ、と
認識している政治家が少な過ぎる。
ニュースを見てると、劇場型からお笑い番組になったと思ったら
茶番劇へと変貌している、やずやのCM並みである。
裏付けのない根拠なら、いらない。

2009年07月22日

e2703502.jpg久しぶりに喫茶店というものを
おおいに味わったランチタイムだ。
名古屋では有名店なのだが
好きではないので2年に
1回くらい仕方なく利用する。
メニューを見ていたら
ハンバーガーが存在し、しかも
380円という安価である。
おなかもすいてないのに
食べてしまう悲しい性なのである。
写真のパティの上のイエローは
マスタードではなくタマゴ。

マックやモスと比較するなら
大きさは、1.4倍ほどなのであり
このボリュームで380円は立派であり
ごくろうさま、と言いたい。

他のメニューには、ヒレカツなどもあるのだが
そのおともはロールパンであり、不思議である。
メニューに米がないのに「米だ!」とは渋いネーミングである。

2009年07月21日

20ea22d0.jpgコート・デュ・ローヌ・レザベイユ'07
生産者はジャン・リュック・コロンボ
懐かしい味なのだ。
まだ二十歳そこそこの頃
粋がってフランス料理店に行くのだが
「ハウスワインをグラスで」とは
口が裂けても言えなかった少年には
コート・デュ・ローヌという産地は
どんなレストランでも置いていて
しかも安価なので、かならず
オーダーしていたワインだ。
それでも少年の給料なんて微々たるもので
エンゲル係数の高さだけが自慢だった。

ローヌのワインも、今日では濃い飲み口の
いわゆるミシェル・ローランちっくなワインが多く
お客様からのウケはいいのだが、どうも違うな、と
感じていたのだが、このワインは昔ながらのローヌであり
エンゲルな少年時代を思い起こし、奮い立たせてくれるワインだ。

2009年07月20日

accf1d6d.jpgKanikapila 2009 は、予想以上の
大盛り上がりで幕を閉じた。
特筆すべきは、オーディエンスの
クオリティの高さだろう。
会場が、大いに沸いていた。
フラガールたちも自由に舞い
しかも、Keiki の可愛い事ったら。

289b81c5.jpgすばらしいライブだった。
立ち見のお方には申し訳なかったが
それ以上に楽しめたのでは?
と自負している。

Big Mahalo!



イアンととくちゃんライブ風景。
会場の熱気は、冒頭からこんな感じ。

8a467dca.jpgオールキャストセッション。
特に「ハナレイムーン」が良かった。
耳から離れんムーン、だ。
リハの時に、すでに鳥肌だったのである。

Big Mahalo!


950c8950.jpgハワイ渡来の数々。
生のレイをいただいたなんて
生涯初であり、めちゃ嬉しかったぞ。
マイラニちゃんのCD は直筆サイン入りだ。
グリーンのボトルはアロエであり
アロハオエの略である。(ウソ)
わざわざありがとう、愛してます!

12c41b3e.jpg付録:お祭りシスターズ。

ドリンク係、おつかれさまでした!

Big Mahalo!

2009年07月19日

44654279.jpgアルザスOne '06ピエールスパー社
ここで云うワンとは、アルザスでも
著名な葡萄品種を混醸し、ひと粒で
何度も美味しいワイン、という意味だ。
リースリング40%、ピノブラン25%
ミュスカ20%、ゲヴェルツ10%
ピノグリ5%、であるらしい。
ステンレスタンクでシュールリー製法。
すっきりと爽やかな味わいであり
つめたく冷やして飲みたい。
立ち昇る華やかな香りこそが
アルザスのワインの醍醐味。

「One」ということばの響きが好きである。
「One Love」「One Haeart」「Oneness」



箱をクリックして遊んであげてください。

2009年07月18日

9a950b5f.jpgふと気付いたら、今週
3回もラーメンを食べに行っている。
小池さんかよ、である。

2009年07月17日

c16dace8.jpgルイィ・ル・クローズ・ナタリー'07
クロード・ラフォン
ロワールの白ワインである。
ソーヴィニヨンブラン100%。
ルイィというと、あまり印象的な
ワインが目に浮かばないし
どちらかといえば残念な産地なのだが
こいつはいい。
見た目にもお洒落だし、味わいは
シャープでキレのあるSBの特徴を
余すことなく表現できている。
こんな美味しいルイィを飲んだのは
初めてであり、現地でもこんな
ハイクオリティなモノには出会わなかったぞ。
ミネラル感に溢れ、檸檬のフレーバーを感じつつも
ほどよい酸と、驚くほどの余韻の長さ。

竹内まりやと飲みたいワインだ。



2009年07月16日

b24a958c.jpgルイ・ロデレール社といえばクリスタル
このスパークリングワインは
ルイ・ロデレール社のカリフォルニア
アンダーソン・ヴァレー産なのだ。
しかも、お値打ちさといったら
クリスタルを買う予算なら
こいつが8本も買えるのだ。
うれしいお値段じゃないっスか
しかもムースのような細かい泡。
ピノ・ノワールの影響から
少しだけピンクがかっていて
セクシーであり、奥行きのある味わい。
完全なる庶民の味方である。
ロデレール・エステート・カルテット・ブリュット。

そういえば、シルビア・クリステル
彼女は、今、どうしているのだろう。
なんとなくクリステル、なのである。

2009年07月15日

1036a31d.jpg「Just Like You」
顔や肌の色や性別、そういった
見た目なんて、どうでもよくって
おなじニオイ、ってある。
たとえば小学生の頃、クラス替えで
知らないヤツばっかなのに
同じ種類の人間は引き合ってしまう。

そういう友達は、違う道を進み、時間を経ても
そんなものを飛び越える、飛び越えてしまう。
続きを読む

2009年07月14日

839e5bf3.jpgシャンドン・グリーンポイント・ブリュット
オーストラリアのモエ・エ・シャンドン
夏におすすめのスパークリングワインだ。
まず、価格的にもシャンパーニュの
半額に近いからうれしい。
だだくさに、ガブガブ飲めるのだ。
このワインは、檸檬の香りとあと味があり
同じモエでも清涼感においては
こちらに軍配が上がるのだ。
「Don't think 、Feel!」
考えるのではない感じろ、とは
「モエよ!ドラゴン」の名台詞である。

2009年07月13日

eb37f7d0.jpg歳月は
皮膚にしわを刻むが
情熱を失ったとき
精神は
しわだらけになる

歳を重ねただけで
人は老いない
夢を失ったとき
はじめて老いる


原作詩:サムエル・ウルマン
    (1840−1924)
自由訳:新井満

2009年07月12日

af194133.jpg「かつて、私は子供で
子供というものが,おそらく
みんなそうであるように
絶望していた」


こんな書き出しから始まる物語に
興味を持てない筈がないのであり
このイラストもタイトルも素敵だ。
『ウエハースの椅子』 著:江國香織

そして、まいこー、だ。
NHK さん、WOWWOW さん連日の特集ありがとう!
でも、見てると必ず、こいつを思い出すのだ。



2009年07月11日

880060cd.jpg川原神社である。
近くに用事があり、ふと思いつき
訪れてみたのである。
何を隠そう、この神社の池には
驚くほどの亀がうじゃうじゃ居て
とってもかわいいのだ。
さて、この神社、駐車場が見当たらず
路上駐車して中に入ったのだが
よくよく見ると、ちゃんとあったので
停めなおしてみたのだが
なんと、車ごと鳥居をふたつも
くぐって駐車するのである。
いちおう、礼儀として
車中でありながらも、一礼をして
通り過ぎるのであるが
なにかしら気持ち悪さが残る。
しかし、道幅が狭いので
路上駐車もなにかしら申し訳ないのである。
が、しかし、この池の亀は一見の価値があり
近くをお通りの際には、そーっと覗いてみてごらん、である。
なんと、ここの亀たちは、江戸時代から有名だったそうだ。

2009年07月10日

f254d15e.jpgカヴァ・ブリュット・キュベ21
葡萄品種はパンサブランカ、マカベオと
パレリャーダを同率配分している。
それは21回の試行錯誤から生まれた
そういう意味での21なのだそうだ。
生産者はバルセロナのパルシェット。
かなりドライな味わいなので
食前酒に最適だ。
昨夜は友人の誕生日だったので
バースディケーキとともに味わったが
それもまた良し、なのである。
スパークリングワインの魅力は
そのオールマイティなマリアージュ。
オードヴルからデザートまで
幅広く愉しめ、特にこの季節には
どえりゃぁ気持ちえぇ、清涼感ある喉ごしが
活力を与えてくれる。

そして、友人が教えてくれた活力を与えてくれる
YouTube 「名古屋弁講座」を紹介せずにはいられない。





ほんで・・・・ これから、どうしやぁ〜〜す?



2009年07月09日



"Ever since I was born,
daddy has been the best father you could ever imagine.
・・・・・・・
And I just want to say I love him so much."

2009年07月08日

965b271f.jpgタイに住む友人が帰ってきた。
愛する彼女のバースディの為だ。
お土産に持ってきてくれたのは
見た目には美味しそうな最中、なのだが
タイランド生まれのナチュラルスキンケア
THANN(タン)の石鹸であり
こんな素敵なものがタイ土産とは
世間知らずであり、石鹸知らずだ。
これはうれしいお土産であり
すべてが違うアロマであり
癒されることこのうえない。
写真をクリックすると、画像が大きくなり
その香りが楽しめます。(ウソ)

袋は高級ブティック風であり
パッケージにも凝っていて
タイランド気分満載なのである。

かつて、目上の人へのお土産としたら、タイシルクの
ジムトンプソンくらいしかなかったが
いつの間にやら世界標準以上であり
タイランド恐るべし、である。

行った事のない人にとってのバンコクは
チャオプラヤー川と象、そして寺院と
田園風景くらいしか目に浮かばないかも知れないが
実際のバンコクは、名古屋なんて比較にならない
大都会であり、24時間体制の街なのである。
バンコクから帰ってくると、名古屋は
休日なのかと思ってしまうほどだ。
特にバンコクのデパートは、すさまじい宝の山であり
デパートごと欲しくなるから、たいへんである。

折りしも「サヨナライツカ」を読み返し
もう、何度目かわからないくらい読んでいるのに
後半のクライマックスで、涙で文字が読めなくなった日。
まさにその夜に訪れたタイランド土産に
とても驚いており、HIS のHP を、即刻
お気に入りに追加!した私である。

タイランドに思いを馳せながら、この石鹸の
アロマとともに、長風呂する所存である。こっぷんまー!

2009年07月07日

0c1d6b1a.jpg尊敬する人がいる。
そのお方から受けた影響は
計り知れないものがあるのだが
今日は、お店に来てくれるという事で
私は出勤前に靴を念入りに磨いた。
なぜなのかと言えば
彼の靴は、いつでもどこでも
ピッカピカなのであり
単なる憶測に過ぎないのだが
当然そういう人は、他人の
靴にも目がいく筈なのである。
彼に会う約束の日には欠かせない
靴磨きであり、偶然お会いしてしまった時には
自分の靴を隠したくなるのだ。

もちろん、彼の口から「靴はピカピカでないとね」などという
話は聞いた事もないし「靴が汚れてるよ」と指摘された事も
いちどもないのだが、そういった緊張感を与えてくれる人が
周りに居るということは財産だ、と思うのである。



The Beatles - Old Brown Shoe

Happy B-Day、Ringo!

2009年07月06日

81705cdc.jpgほんの少し、こころの軸をずらすだけで
耳を澄ませば、星の囁きすら聴こえるのだ。
今夜は雨で月すらも見えないが
こころは通じ合える。
『宙(そら)の名前』 著:林完次
この本は、私の誕生日に届いた
とても素敵なプレゼント。
七夕ということで手に取ってみた。

内容は、美しい夜空の
写真集のようであり
文学的な辞書のようであり
科学的な解説書でもあるという
とても欲張りな本だ。

そのいずれにおいても、中途半端と言われようとも
それはそれであり、自分の興味のある部分だけを
拾い読みするだけでも、充分に知的好奇心を満たされるし
とっても癒される構成であり、内容だ。

月や太陽、星たちの季節ごとに織り成す
大自然と天体のショータイムを
より深く味わうためには、最適の一冊と言えよう。

万葉の頃からの、自然を愛でる素敵な日本語も満載。
詳しい解説付きだから、おとなも子供も楽しめる内容であり
日本語にしかない漢字にも注目だ。

お疲れの方、好奇心旺盛な方、そして
ロマンチストの方には、おおいにお勧めするものである。
もちろん、プレゼントにも最適だ。

七夕に関してのこの本の解説を書こうと思ってたのだが
長文になってしまったので割愛する、興味のある方は
ぜひ手に取ってみて欲しい。

いつもお店のカウンターに置いてあるので
ひとりでお越しの際、もしくは待ち合わせの暇つぶしに
お声掛けいただいたら、よろこんでお見せする所存である。

2009年07月05日

2ed1c7f1.jpg半数以上が浴衣で参加してくれたワイン会
今回は、情熱のスペインワイン。
シャンパン製法のCAVA を2種類と
白ワイン並みに冷やして美味しい
赤ワインを2種類テイスティングし
お料理とのマリアージュを確認し
デザートにはヴァニラアイスに
シェリー・ペドロ・ヒメネスを添えて
ハーブティで〆る、という我ながら
ナイスな企画なのだが、このワイン会は
年4回という事もあり、浴衣は
四季を愛でるワインに合わせての
軽いコスプレである。

やはり、日本人には日本の衣装だ。
こころから和んだのであり、いつもよりも
20%増しで可愛らしく感じたぞ。
あやうく恋しそうになった私である。(ウソ)

みなさんは、よくご存じないと思うが、実は
浴衣というものの発祥は、メキシコの
ユカタン半島であり、マヤ文明の遺跡からも発掘されている
というのは、浴衣ツウの中では、とても有名な話である。(大ウソ)

ちなみにユカタンとは、由香ちゃんの愛称ではなく
現地の言葉で「お前の言っていることが解らない」を意味する
Yuk ak katán(あるいはMa' k u'uyik a t'àani')に
由来すると言われている。(Wikipediaより)
明日から、ユカタンと名乗る所存だ。

2009年07月04日

f287d63e.jpg『冷静と情熱のあいだBlu』 辻仁成
「自分以外の人の気持ちが
   わからないのはどうしてだろう」
主人公、阿形順正のつぶやきである。
この不思議な響きを持った言葉が私を
遠い過去へとタイムスリップさせた。
20代の前半頃まで、私は自分が
どんな人間なのか、自分の気持ちすら
理解できていなかったからであり
よって、他人の気持ちなんて
わかる筈がない、と考えていたし
私の事を「わかる」とか「お前はさ」とか
限定されることに対して、大いに反抗的だった。
そんなやつは嘘つきだ、とさえ考えた。

そんな私も、時を重ねるごとにいろんな事柄が
理解できるようになってきたが、この主人公の
つぶやきには、相手をもっと受け入れたいという
意思の現れがあるのであり、そう思ったなら
若い頃の私には、まるでそういう気持ちが
なかったのではないのか、とも思うが
少し弁解してあげたい気持ちもあり複雑だ。



Bruce Springsteen - Independence Day

折りしも独立記念日である。
人生の中の、忘れられない出会いと別れ
それがこの本のモチーフでもある。
出会う時から、同時に別れは存在するし
それに向かって時は流れていくのだが
そのいずれもが、人にとっては
ターニングポイントであり独立記念日なのだ。

さて、この『冷静と情熱のあいだBlu』
熱中して読めたのだが、読み終えた瞬間には
なにかしら空虚なものがあった。

あとがきを読むと、2年間の連載だったようであり
2年間とは、やはり長過ぎたのではないのか。
私はもう2年前の私ではないし、作者もそうだろう。
辻仁成の描写や構成はさすがなのだが
それが逆に、主人公の勢いを弱めてしまい
マスターベーションに陥ってしまったのではないのか。
つまり、装飾が多すぎるきらいがあるのだ。

『冷静と情熱のあいだRosso』 を読み返してみて
新鮮な驚きがあったのとは対照的に、虚ろになってしまった。

『サヨナライツカ』
やはり、彼の最高傑作はこの本であり
登場人物のすべてがイキイキと時空を超えるのである。
なんとなくやりきれない気分になった昨夜
この本を、ふたたび読み始めている。

2009年07月03日

f4018474.jpg昨夜の雨は上がり、気温も
さほど上がらなかった今日の
お昼どきにベランダで本を読んでると
風が吹いて、肌寒いほどだった。
なぜか集中できなくて、空を見ていた。

いろんな高さのところに、さまざまな形状の
雲が折り重なっていて、それぞれが
違う方向に移動していたのは、上空では
それぞれの方向から風が吹いていたからなのだろう。

一秒見逃すと、まるで違う模様になっている
いくら見てても見飽きない美しさだ。

雲に隙間ができる時、その瞬間、太陽が眩しく輝く。
私の体に光が当たり、暖めてくれる。
「愛だな」
そう感じる瞬間である。

アーサー・ホーランド牧師の話を思い出した。

「人間は疲れてると自然が恋しくなる。
自然と触れ合うだけでで癒されるんだよ。
誰かと触れ合う事がない人でも
風が吹けば、風が全身を抱きしめてくれる。
太陽があれば、全身を暖めてくれる。
自然のエネルギーが『お前の事が好きだよ
とっても大事なんだよ』って言ってるんだよ」


8e41a7d3.jpg

太陽は、だれも差別しない、区別もしない。
完全に平等であり、万物に愛を注ぐ。
「愛してるよ」
そういう気持ちが伝わってくるのであり
ありがたいな、とこころから思うのだ。
『 You are Loved 』
(あなたは愛されてる)
つまり、そういう事だ。

名古屋城の横を通り抜けたのだが
木々の緑が、ほんとうにイキイキ輝いていて
昨夜の雨と、今日の太陽の愛に
感謝し、呼応しているかのようだった。

7月は文月だが、別名『愛逢月』(めであいづき)という。
愛逢月とは、牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が
互いに愛して逢うという話からできた異称であり
ほんらい季語としては、秋、だ。
昨日の話ともリンクするのだが
旧暦でのお話には、ほぼ2週間ごとに
季節の変化を味わえる日本においては
致命的に違和感があるのだが
愛逢月らしさを感じることができたのだ。

さて、本日ベランダから見た空。
いろんな風向きがあって、刻々と違う空。
きっと何かを示唆しているような気がするのだ。

政治も経済も、日々変化し続けていて
万華鏡を覗き込んでいるような毎日。

「風が吹く」という言葉は、そのままの意味もあるが
たとえで使われる場合も多々あるのであり、もしも
七夕の短冊に、願い事を書くとしたならば
「みんなにいい風が吹きますように」と書きたい、と
太陽なら言うだろう。

2009年07月02日

e7d8f0e0.jpg堺市堺区の大浜公園のアカゲザル
通称「メタボ猿」がダイエットに成功!
30キロから17キロに激減したそうだ。
メタボの原因は、客の投げ込む餌。
それを解消するために投じたのは
なんと、6700万円である。
信じがたい話である。
ま、それは良しとしておこう
実は、ダイエットに成功した猿たちに
大きな変化があったらしいのである。

まずは、身が軽くなって運動量が増えた
その結果、ストレスも減り、仲間同士の
喧嘩が少なくなったそうである。

もう一点、こいつが笑える。
カップルが増えたそうである。

こいつをひとつの教訓なのだとしたならば
われわれも、食事の量を減らして
適度な運動を心掛けたならば
つまらないいさかいも減少し
みんながハッピーな恋をしている状態に
成れるのかも知れない、という事である。

逆に言えば、ハッピーな恋をしていたのなら
誰とでも、おおきな心で、おおらかに接する事ができ
豊かな社会になるのかも知れない。

そんなわけで今日からは、のべつまくなしに食べることを
キッパリとやめ腹12分目の食事をやめて
腹10分目にとどめる所存である。

ただし、念を押しておくが妻子ある身であるからして
恋をしたいから、というわけではないので
そこんとこ、くれぐれもヨロシクである。
こころ豊かな社会を担うための減量政策なのだ。

本日、カレンダーをめくって気付いたのだが
なんと七夕の日が満月である。
今年いちばん小さな満月なのだそうだ。
織姫と彦星に気を使っているのだろう。
その控えめな姿勢には好感が持てるが
天の川への影響は、少なからずありそうである。
どのみち名古屋の夜空に、天の川はないけれど。


7月7日、彦星には、ぜひとも狼になっていただきたい。
ちなみに国立天文台が公表している「伝統的七夕」の日は
今年の場合は、8月26日、豆知識コーナーである。

2009年07月01日

9ed158d8.jpgくどい!のだが
過日の車上狙いは、いまだに
尾をひいており、驚く。
またまた東警察から電話があり
今度は、犯人が捕まった、との事。
で、自宅からいくつものデジカメが
押収されたという事であった。
「デジカメの色はなんでしたか?」
過日お答えしたのだが、ま、仕方ない
「シルバーです」
「そうですか、品番、製造番号はわかります?」
「もう保証書も付属品も捨ててしまったので
わかんないけれど、レシートを探せば
わかるかも知れないですけど、そのデジカメは
シルバーなのですか?そうでなかったら
その作業は徒労に終わりますよね?」

「では、すべてお持ちします」と言い
なんと押収品を自宅に持ってきてくれたのである。

結論から言えば、その中にシルバーはひとつもなく
ピンクやブルーのメタリックのものもあったのだが
銀色のモノは、皆無だった。

湖の女神ならば、そのすべてをプレゼントしてくれて
私は生涯幸せに暮らすはずなのだが、現実的には
「じゃ、失礼します」と踵を返したのである。
さすが現実であり、むかしばなしは所詮虚構なのだ。

さらに言うのなら、メタリックとシルバーの区別も付かないのか、と
なかば呆れながらも、7つほどあったデジカメには驚いた。

つまり、車上狙いをして、バッグにデジカメがあるという
その可能性は、いったい何パーセントあるのだろう。
しかも、手に入れた瞬間にふつう、金に換えるのではないのか。

とするのなら、どれだけの回数、車上狙いという悪事を
はたらいていたのかと思うと、気が遠くなる思いがするのである。

日本の警察は、なかなか凶悪な事件の犯人を見つけられないし
以前、当て逃げされた時などは、修理に50万以上かかったし
コンビニで、釘か何かで傷付けられた時にも塗装に30万程かかったのに
泣き寝入りであり、警察に届けることの方が
余分な時間を取られて、無駄な時間なのであり、やつら
ええ加減な仕事しかしていないのではないのか、と
思っていたのだが、たかだか車上狙いで
こんなに何回も連絡があると、ほんのり見直してしまう。
ま、ほんのり、ではあるのだが。

しかし、明日は我が身、という言葉がある。
お車の中には何も置かない事を推奨する。
シルバーとメタリックの区別も付かない
そんな程度のお方が刑事課なのだから、である。

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