2013年09月
2013年09月29日
2013年09月28日
2013年09月27日
2013年09月24日
いやぁ〜すばらしかった。
午後いきなりの電話で実現した
ロイ・サクマさんのライブだ。
どんな曲でも即座に演奏できちゃう。
しかもJazzyなコ−ドをあてて
「キラキラ星よ」すらJazzになっちゃう。
突然だったので来られたお方がたは
ほんとうにラッキーだった。
いちばんラッキーは私なのだが。
ほんとうに気さくなお方で
一所懸命にコミュニケーションを
取ろうとしてくれる。
さすがハワイのこどもたちに
ウクレレの魅力を教える先生だ。
かのジェイクも氏にウクレレを教わったそうで
その影響力たるやすさまじいのだ。
リクエストをやたら求めるので
「Shadow of your smile」「Fly me to the moon」を
リクエストしたのだがこれがまたすばらしかった。
完全の即興でよくぞそこまで。
ほんとうにすばらしいミュージシャンだ。
「Go for Broke!」を上映してハワイの日系人の事を
知ってもらいたいんだと言ったら熱い握手を交わしてくれたぞ。
一生お付き合いしたくなる人だ。
午後いきなりの電話で実現した
ロイ・サクマさんのライブだ。
どんな曲でも即座に演奏できちゃう。
しかもJazzyなコ−ドをあてて
「キラキラ星よ」すらJazzになっちゃう。
突然だったので来られたお方がたは
ほんとうにラッキーだった。
いちばんラッキーは私なのだが。
ほんとうに気さくなお方で
一所懸命にコミュニケーションを
取ろうとしてくれる。
さすがハワイのこどもたちに
ウクレレの魅力を教える先生だ。
かのジェイクも氏にウクレレを教わったそうで
その影響力たるやすさまじいのだ。
リクエストをやたら求めるので
「Shadow of your smile」「Fly me to the moon」を
リクエストしたのだがこれがまたすばらしかった。
完全の即興でよくぞそこまで。
ほんとうにすばらしいミュージシャンだ。
「Go for Broke!」を上映してハワイの日系人の事を
知ってもらいたいんだと言ったら熱い握手を交わしてくれたぞ。
一生お付き合いしたくなる人だ。
2013年09月23日
テレビを見てたら某ホームセンターの
CMが頻繁に流れていて、それはいいのだが
テーマソングらしき曲が使われていて
「くらし快適カーマ♪」の「カ」の音が
極端に♭(フラット)していて
「うぉおおおおっ!」と叫びたくなるくらい
気持が悪のである。もちろんこれは
企業の策略であり、今のレコーディングの
技術で言えば、たとえばKey Cと打ち込めば
音程のズレなんて簡単に直せるのだ。
こいつは逆にズラして、その違和感で
脳みそにインプットすると云う作戦だ。
違和感がないと通り過ぎてしまうから。
音程というと、このU900のように
めっちゃフラットしていても
こころがほっこりしちゃうものもある。
音程ってものは不思議である。
CMが頻繁に流れていて、それはいいのだが
テーマソングらしき曲が使われていて
「くらし快適カーマ♪」の「カ」の音が
極端に♭(フラット)していて
「うぉおおおおっ!」と叫びたくなるくらい
気持が悪のである。もちろんこれは
企業の策略であり、今のレコーディングの
技術で言えば、たとえばKey Cと打ち込めば
音程のズレなんて簡単に直せるのだ。
こいつは逆にズラして、その違和感で
脳みそにインプットすると云う作戦だ。
違和感がないと通り過ぎてしまうから。
音程というと、このU900のように
めっちゃフラットしていても
こころがほっこりしちゃうものもある。
音程ってものは不思議である。
2013年09月20日
『フェノミナン』って映画がある。
1996年の映画でクラプトンの
「Change the World」を生んだ
傑作映画だといえばわかりやすいか。
ストーリーも脚本も音楽も良く
トラボルタの新境地を開拓したと
いっても決して過言でない作品だ。
突如観たくなったのでレンタルに
行ってみたが無かった。
レンタルビデオ屋さんができた頃は
かつての映画なども見られて
なんて便利なのかと思ったが
今やこんな準名作も置いておくスペースが
もったいないほどに作品がたくさんあるのだな。
レンタル屋にはひさしぶりに行ったが
どうしてそんな現象が起きるのか考えたら
TVシリーズというコーナーが異常に広いのだ。
なるほどね。
単発の映画を置いておくよりもシリーズを
置いておくことで顧客のキープを図るんだ。
せちがらい世の中である。
1996年の映画でクラプトンの
「Change the World」を生んだ
傑作映画だといえばわかりやすいか。
ストーリーも脚本も音楽も良く
トラボルタの新境地を開拓したと
いっても決して過言でない作品だ。
突如観たくなったのでレンタルに
行ってみたが無かった。
レンタルビデオ屋さんができた頃は
かつての映画なども見られて
なんて便利なのかと思ったが
今やこんな準名作も置いておくスペースが
もったいないほどに作品がたくさんあるのだな。
レンタル屋にはひさしぶりに行ったが
どうしてそんな現象が起きるのか考えたら
TVシリーズというコーナーが異常に広いのだ。
なるほどね。
単発の映画を置いておくよりもシリーズを
置いておくことで顧客のキープを図るんだ。
せちがらい世の中である。
2013年09月19日
2013年09月18日
「もう歌はうたえない」
そう悟ったときの気持を考えると
居ても立ってもいられなくなる。
パーキンソン病を告白した
リンダ・ロンシュタットである。
彼女の存在があってはじめて
イーグルスというバンドができた。
JDサウザーやカーラ・ボノフに
スポットライトが当たった。
その後もスタンダードジャズの
アルバムを出したりルーツである
メキシコ音楽のアルバムを出したりと
彼女のズバ抜けた歌唱力に毎度
圧倒されたものである。
永遠に歌い続ける人だと思っていた。
きっとだれもがそう思っていただろう。
凶弾に打たれたジョン・レノンよりも
ある意味不幸かも知れない。
エルヴィスの『Love me tender』も
彼女の歌声だとこうなる。名作
Living in the USAってアルバムの
ラストを飾る曲なのだがほんとうにすばらしい。
ずっと大好きなシンガーだ。
そう悟ったときの気持を考えると
居ても立ってもいられなくなる。
パーキンソン病を告白した
リンダ・ロンシュタットである。
彼女の存在があってはじめて
イーグルスというバンドができた。
JDサウザーやカーラ・ボノフに
スポットライトが当たった。
その後もスタンダードジャズの
アルバムを出したりルーツである
メキシコ音楽のアルバムを出したりと
彼女のズバ抜けた歌唱力に毎度
圧倒されたものである。
永遠に歌い続ける人だと思っていた。
きっとだれもがそう思っていただろう。
凶弾に打たれたジョン・レノンよりも
ある意味不幸かも知れない。
エルヴィスの『Love me tender』も
彼女の歌声だとこうなる。名作
Living in the USAってアルバムの
ラストを飾る曲なのだがほんとうにすばらしい。
ずっと大好きなシンガーだ。
2013年09月17日
KO`OLUA STYLE MUSIC LIVEだ。
映画「Go for Broke!」上映も
ひかえているのでマーさんに
「ホレホレ節」を演奏して欲しいと
お願いしたら、MCに10分以上
費やしてくれてうれしかった。
フルコーラスで聴いたのも
じつは初めてだったし
歌詞の内容まで細かく
解説してくれて感無量だ。
突然の無茶ブリのリクエスト
だったにもかかわらず
わかりやすく当時の日系人の環境や
待遇、そして二世たちの境遇を
解説してくれてほんとうに
すばらしいなと思ったぞ。
ハワイアンのミュージシャンはみんな
ちゃんとハワイの歴史をふまえて
その語彙だとか行間だとかを
自分なりに理解し消化して
それを音に込めているんだよ。
聴かせる曲はじっくりと。
踊らせる時にはとことんダンサーとの
セッションを愉しむ。
KO`OLUA STYLEは本当に素敵だぞ。
オーディエンスも最高でした。ありがとう。
映画「Go for Broke!」上映も
ひかえているのでマーさんに
「ホレホレ節」を演奏して欲しいと
お願いしたら、MCに10分以上
費やしてくれてうれしかった。
フルコーラスで聴いたのも
じつは初めてだったし
歌詞の内容まで細かく
解説してくれて感無量だ。
突然の無茶ブリのリクエスト
だったにもかかわらず
わかりやすく当時の日系人の環境や
待遇、そして二世たちの境遇を
解説してくれてほんとうに
すばらしいなと思ったぞ。
ハワイアンのミュージシャンはみんな
ちゃんとハワイの歴史をふまえて
その語彙だとか行間だとかを
自分なりに理解し消化して
それを音に込めているんだよ。
聴かせる曲はじっくりと。
踊らせる時にはとことんダンサーとの
セッションを愉しむ。
KO`OLUA STYLEは本当に素敵だぞ。
オーディエンスも最高でした。ありがとう。
2013年09月16日
2013年09月15日
2013年09月14日
ライブドアブログが10周年だそうで
そんじゃ結構初期に書き始めたんだ。
おおしまくんの歴史も
こんな表にしてくれてうれしいぞ。
http://blog.livedoor.com/10th/history/budoubatake?_f=10thmail_view
そんじゃ結構初期に書き始めたんだ。
おおしまくんの歴史も
こんな表にしてくれてうれしいぞ。
http://blog.livedoor.com/10th/history/budoubatake?_f=10thmail_view
2013年09月13日
名渡山遼というウクレレプレイヤーは
知っておいた方が良い。絶対にだ。
まずCDで最初に聴いた時に
これが弱冠20歳の奏でる音なのかと
演奏テクニックではなく、その
深い表現力に驚いたのだ。
是非ライブで見てみたいと
思っていたら当店にお声がかかり
願ったり叶ったりである。
まず、リハからびっくりする。
あったまる間もなくの早弾き。
えっ?!しかも親指と人差し指なんだ。
自分でもエアでやってみる。
できんがね。である。
CDで聴いていたやさしくメロウな曲も
アップテンポな曲もほんとうに
一音一音の音粒がうつくしいのであり
先恐ろしい20歳である。
そうそう。
20歳といえばその音量だな。
いろんなプレイヤーを見てきたが
遼君がいちばん大きな音で演奏した。
それは若さとエネルギーと自信のあらわれなので
おじさんとしてはとても安心したぞ。
音圧はエネルギーでありそれはイコール
ロックなのである。音楽のジャンルは何であろうと
それはロックなのだ。ロックしていないといけない。
遼君のウクレレはロックであり
ジミ・ヘンドリックスであり
魂の音であり、魂を揺さぶる演奏だ。
しかも楽器も自作なのである。
それは自分の弾くスタイルに合う音色を突きつめたら
自分で作ってみたくなったのだそうだ。
おいおい、ブライアン・メイではないか。
未来が楽しみだ。
機会があったらナマで聴いてみた方が良い。
知っておいた方が良い。絶対にだ。
まずCDで最初に聴いた時に
これが弱冠20歳の奏でる音なのかと
演奏テクニックではなく、その
深い表現力に驚いたのだ。
是非ライブで見てみたいと
思っていたら当店にお声がかかり
願ったり叶ったりである。
まず、リハからびっくりする。
あったまる間もなくの早弾き。
えっ?!しかも親指と人差し指なんだ。
自分でもエアでやってみる。
できんがね。である。
CDで聴いていたやさしくメロウな曲も
アップテンポな曲もほんとうに
一音一音の音粒がうつくしいのであり
先恐ろしい20歳である。
そうそう。
20歳といえばその音量だな。
いろんなプレイヤーを見てきたが
遼君がいちばん大きな音で演奏した。
それは若さとエネルギーと自信のあらわれなので
おじさんとしてはとても安心したぞ。
音圧はエネルギーでありそれはイコール
ロックなのである。音楽のジャンルは何であろうと
それはロックなのだ。ロックしていないといけない。
遼君のウクレレはロックであり
ジミ・ヘンドリックスであり
魂の音であり、魂を揺さぶる演奏だ。
しかも楽器も自作なのである。
それは自分の弾くスタイルに合う音色を突きつめたら
自分で作ってみたくなったのだそうだ。
おいおい、ブライアン・メイではないか。
未来が楽しみだ。
機会があったらナマで聴いてみた方が良い。
2013年09月10日
2013年09月09日
2013年09月08日
中野督夫さんのライブスケジュールを
見てたらめっちゃウケた。
10月13日のフリーコンサートだ。
アクセスの箇所に飛行機の場合とある。
でもよくよく考えたならそうだよね。
センチメンタルシティロマンスが
地元で40周年を祝うんだもん。
しかも入場無料でしょ。
飛行機でも駆け付けたいお方も
うじゃうじゃ居られる筈だ。
たのしみ。
秋の心地良い気候の中、あなたも
ピクニック気分でどうぞ!である。
<以下、http://guiter502.exblog.jp/より抜粋>
10/13 (日) 名古屋 (愛知) 愛知県森林公園 野外音楽堂
~Sentimental City Roamance 40周年フリーコンサート
"えんでにゃ〜の"~
● 出演:センチメンタル・シティ・ロマンス
(中野督夫(Vo&G)、細井 豊(Key)、告井延隆(Vo&G)、野口明彦(Drs)
瀬川信二(B))、センチ歴代メンバー等、センチ縁のゲスト参加!
● 開演12:00 終演16:00
● ライヴチャージ無料のフリーコンサート
● 〒488-0081 愛知県尾張旭市大字新居5182-1 愛知県森林公園内
※アクセス
【新幹線・電車・バス】名古屋駅より地下鉄東山線で「栄」下車。
「栄」より名鉄瀬戸線で「三郷」へ。
【飛行機】
◎中部国際空港セントレアの場合、名鉄電車で「金山」まで行き
地下鉄東山線に乗り換えて「栄」へ。「栄」より名鉄瀬戸線で「三郷」へ。
◎県営名古屋空港の場合、空港バスで「名古屋駅」まで行き、地下鉄東山線で
「栄」下車。「栄」より名鉄瀬戸線で「三郷」又は「尾張旭」へ。
〜以下共通〜
「三郷」駅から森林公園正門まで徒歩約30分(タクシーで約5分)
※ 駐車場もありますが、スペース的に止められる台数に限りがありますので、公共交通機関の利用をお願いいたします。
● 主催・制作: Sentimental City Romance 40周年記念コンサート実行委員会
● scr40th@gmail.com
● 070-5579-5706 (高山)
ご祝儀募集中!
コンサート運営資金として"ご祝儀募集中です。一口1万円で、ご祝儀を出してくれた方限定のオリジナルTシャツ、40周年メモリアルソング入りCD等をもれなくプレゼント。他に一口5万円の協賛金も募集中です(広告掲載料となります)。
振込先: ゆうちょ銀行 00800-7-123492 / ゆうちょ銀行 089店 当座 0123492
"SCR40周年記念コンサート実行委員会"
詳しくはHPをご覧ください。
見てたらめっちゃウケた。
10月13日のフリーコンサートだ。
アクセスの箇所に飛行機の場合とある。
でもよくよく考えたならそうだよね。
センチメンタルシティロマンスが
地元で40周年を祝うんだもん。
しかも入場無料でしょ。
飛行機でも駆け付けたいお方も
うじゃうじゃ居られる筈だ。
たのしみ。
秋の心地良い気候の中、あなたも
ピクニック気分でどうぞ!である。
<以下、http://guiter502.exblog.jp/より抜粋>
10/13 (日) 名古屋 (愛知) 愛知県森林公園 野外音楽堂
~Sentimental City Roamance 40周年フリーコンサート
"えんでにゃ〜の"~
● 出演:センチメンタル・シティ・ロマンス
(中野督夫(Vo&G)、細井 豊(Key)、告井延隆(Vo&G)、野口明彦(Drs)
瀬川信二(B))、センチ歴代メンバー等、センチ縁のゲスト参加!
● 開演12:00 終演16:00
● ライヴチャージ無料のフリーコンサート
● 〒488-0081 愛知県尾張旭市大字新居5182-1 愛知県森林公園内
※アクセス
【新幹線・電車・バス】名古屋駅より地下鉄東山線で「栄」下車。
「栄」より名鉄瀬戸線で「三郷」へ。
【飛行機】
◎中部国際空港セントレアの場合、名鉄電車で「金山」まで行き
地下鉄東山線に乗り換えて「栄」へ。「栄」より名鉄瀬戸線で「三郷」へ。
◎県営名古屋空港の場合、空港バスで「名古屋駅」まで行き、地下鉄東山線で
「栄」下車。「栄」より名鉄瀬戸線で「三郷」又は「尾張旭」へ。
〜以下共通〜
「三郷」駅から森林公園正門まで徒歩約30分(タクシーで約5分)
※ 駐車場もありますが、スペース的に止められる台数に限りがありますので、公共交通機関の利用をお願いいたします。
● 主催・制作: Sentimental City Romance 40周年記念コンサート実行委員会
● scr40th@gmail.com
● 070-5579-5706 (高山)
ご祝儀募集中!
コンサート運営資金として"ご祝儀募集中です。一口1万円で、ご祝儀を出してくれた方限定のオリジナルTシャツ、40周年メモリアルソング入りCD等をもれなくプレゼント。他に一口5万円の協賛金も募集中です(広告掲載料となります)。
振込先: ゆうちょ銀行 00800-7-123492 / ゆうちょ銀行 089店 当座 0123492
"SCR40周年記念コンサート実行委員会"
詳しくはHPをご覧ください。
2013年09月07日
2013年09月06日
2013年09月05日
8月23日に彼女ははじめて
ウクレレという楽器を手に入れた。
日々の生活になにか不満があった
わけではないのだが、どこか
このままじゃいけないような
言いようのない空虚さを感じていたのだ。
街を歩いていると一軒の
ウクレレショップを発見した。
看板にくまさんが居て、なにか
惹き込まれるように店に入った。
ドアチャイムにまず驚いた。
扉にウクレレが設置してあり
ソドミラ♪と鳴ったのだ。
「買って帰ろう」
その瞬間、ほぼこころに決めた。
数ある中でひときわ彼女の目を引いたのは
オールドスタイルのソプラノウクレレだった。
サウンドホールのロープバインディングや
ペグがレトロな雰囲気を醸していて
12フレットジョイントのボディとネックには
段差がなく水平であり、よりシンプルに映る。
壁一面に美しくディスプレイされている数ある中でも
そのウクレレだけが違うもののように感じた。
「この子だ」と直観した。
それはなんと1879年にはじめてポルトガル人が
持ち込んだカバキーニョという楽器をもとに
そのポルトガル人のひとりがハワイのコア材を
用いて作ったウクレレの原型のレプリカなのだと言う。
丁寧な説明をくれた店員にお礼を言い
そっと胸に抱いてみると言われようのない
至福のフィット感にときめいた。
そうだ、生まれたての赤ちゃんを抱くような
そんな感じだったのだ。
ポロリと鳴らしてみるとこの子は自分のために
生まれてきたのだな、と思えてしまう。
「おりしも今日は8月23日ですね」
「何がですか?」
「最初のポルトガル人がハワイに到着したのは
このウクレレの名前になった1897年の8月23日。
まさに今日なんですよ」
aNueNue 1879 Custom Koa "Vintage Style" Soprano Ukulele
Body : Solid Koa
Neck : Mahogany
Fingerboard : Rosewood
Bridge : Rosewood
Rosette Rope Style
Machine Head : Peghed USA
Finish : Nitrocellulose Lacquer
ウクレレという楽器を手に入れた。
日々の生活になにか不満があった
わけではないのだが、どこか
このままじゃいけないような
言いようのない空虚さを感じていたのだ。
街を歩いていると一軒の
ウクレレショップを発見した。
看板にくまさんが居て、なにか
惹き込まれるように店に入った。
ドアチャイムにまず驚いた。
扉にウクレレが設置してあり
ソドミラ♪と鳴ったのだ。
「買って帰ろう」
その瞬間、ほぼこころに決めた。
数ある中でひときわ彼女の目を引いたのは
オールドスタイルのソプラノウクレレだった。
サウンドホールのロープバインディングや
ペグがレトロな雰囲気を醸していて
12フレットジョイントのボディとネックには
段差がなく水平であり、よりシンプルに映る。
壁一面に美しくディスプレイされている数ある中でも
そのウクレレだけが違うもののように感じた。
「この子だ」と直観した。
それはなんと1879年にはじめてポルトガル人が
持ち込んだカバキーニョという楽器をもとに
そのポルトガル人のひとりがハワイのコア材を
用いて作ったウクレレの原型のレプリカなのだと言う。
丁寧な説明をくれた店員にお礼を言い
そっと胸に抱いてみると言われようのない
至福のフィット感にときめいた。
そうだ、生まれたての赤ちゃんを抱くような
そんな感じだったのだ。
ポロリと鳴らしてみるとこの子は自分のために
生まれてきたのだな、と思えてしまう。
「おりしも今日は8月23日ですね」
「何がですか?」
「最初のポルトガル人がハワイに到着したのは
このウクレレの名前になった1897年の8月23日。
まさに今日なんですよ」
aNueNue 1879 Custom Koa "Vintage Style" Soprano Ukulele
Body : Solid Koa
Neck : Mahogany
Fingerboard : Rosewood
Bridge : Rosewood
Rosette Rope Style
Machine Head : Peghed USA
Finish : Nitrocellulose Lacquer
2013年09月04日
ポリスブーム到来である。
ミニスカは穿いていないほうだ。
突然「So Lonely」が聴きたくなって
聴き始めたら止まらないのである。
デビューアルバムからすでに
非凡であり、一般的な事は
いっさいしないぞ!という
意気込みを強く感じる。
デビュー当時の1978年といえば
ボブ・マーレーは名作「Kaya」を
発表し土くさい音からどちらかといえば
モータウン系のおしゃれさをも
放ち始めた頃である。そんな
レゲエの圧倒的なパワーを
ロックに取り込み、しかも3ピースという
レゲエをやるには完全に不利な
バンド構成であるにもかかわらず
インテリジェンス溢れる発想のもと
上手に昇華させたのである。
当時のパンクブームのなかでも
ロクサーヌは異彩を放っていた。
そう。その時彼らはまぎれもなく
パンクのカテゴリーに居た。
そういう扱いだったと言うほうが正しいか。
2nd アルバム"Reggatta de blanc"はさらに進化し
スティングのソングライティングも向上する。
Message in a bottleがその歌詞の内容や
音楽性がいかに多くの人たちに影響を与えたのかは
私が語るまでもなく永遠のメッセージソングだ。
しばらくクルマの中はPOLICEに占領されそうである。
かつて20年以上前になるが友人を車に乗せたら
「いまどきポリス聴いてるのおおしまくんだけだろうね」と
嘲笑に近いニュアンスで笑われ「たしかに」と思ったが
今やFacebookやBlogやTwitterがあるので
ひとりじゃないって実感できてうれしい。
ミニスカは穿いていないほうだ。
突然「So Lonely」が聴きたくなって
聴き始めたら止まらないのである。
デビューアルバムからすでに
非凡であり、一般的な事は
いっさいしないぞ!という
意気込みを強く感じる。
デビュー当時の1978年といえば
ボブ・マーレーは名作「Kaya」を
発表し土くさい音からどちらかといえば
モータウン系のおしゃれさをも
放ち始めた頃である。そんな
レゲエの圧倒的なパワーを
ロックに取り込み、しかも3ピースという
レゲエをやるには完全に不利な
バンド構成であるにもかかわらず
インテリジェンス溢れる発想のもと
上手に昇華させたのである。
当時のパンクブームのなかでも
ロクサーヌは異彩を放っていた。
そう。その時彼らはまぎれもなく
パンクのカテゴリーに居た。
そういう扱いだったと言うほうが正しいか。
2nd アルバム"Reggatta de blanc"はさらに進化し
スティングのソングライティングも向上する。
Message in a bottleがその歌詞の内容や
音楽性がいかに多くの人たちに影響を与えたのかは
私が語るまでもなく永遠のメッセージソングだ。
しばらくクルマの中はPOLICEに占領されそうである。
かつて20年以上前になるが友人を車に乗せたら
「いまどきポリス聴いてるのおおしまくんだけだろうね」と
嘲笑に近いニュアンスで笑われ「たしかに」と思ったが
今やFacebookやBlogやTwitterがあるので
ひとりじゃないって実感できてうれしい。
2013年09月03日
ハワイの日系移民の歴史は1868年つまり
明治元年にさかのぼる。考えてみて欲しい。
江戸時代の末期に外国に出稼ぎに行く決断。
その勇気が自分にはあるだろうか。
19歳のゼンパン・アラカワ少年が
ワイパフにあるサトウキビ農園で
"飲水配給係" として働くために
沖縄から移住してきたのは1904年
明治37年のことだった。
その後アラカワは1台の
足踏みミシンを手に入れ
既製のシャツやズボンをほどいては
縫いもどすという独学で、縫製を自分のものにした。
そして食材を運ぶためのカウカウバックや
足袋などの商品の他にパラカのワークシャツを
1枚75セントで売り出した。
日本人ならではの器用さと勤勉さであろう。
アラカワが経営する仕立て屋は、後に
ハワイ最大のデパートとなったのである。
このシャツはゼンパン・アラカワの生涯が
イラストとなり柄になっていて、もちろん
彼のトレードマークとも言える
パラカチェックがあしらわれている。
WATER BOYと書かれ天秤棒で水を運ぶ少年は
間違いなくアラカワ少年だろう。
いつどのタイミングで制作されたのかは
定かではないのだがARAKAWASのプリントシャツは
ワークシャツとしてのパラカシャツよりも
ふわっと軽くサラっとした着心地なのだが
ゼンパン・アラカワの人生を羽織る感覚は
不思議とすこしの緊張感をともなう。
「ここぞ」という日に着たくなるシャツだ。
今日のハワイの文化の礎となった
100年以上の日系人の歴史に思いを馳せつつも
目に入った瞬間にはノスタルジックなど感じさせない
時代を超えたデザインの匠がある。
明治元年にさかのぼる。考えてみて欲しい。
江戸時代の末期に外国に出稼ぎに行く決断。
その勇気が自分にはあるだろうか。
19歳のゼンパン・アラカワ少年が
ワイパフにあるサトウキビ農園で
"飲水配給係" として働くために
沖縄から移住してきたのは1904年
明治37年のことだった。
その後アラカワは1台の
足踏みミシンを手に入れ
既製のシャツやズボンをほどいては
縫いもどすという独学で、縫製を自分のものにした。
そして食材を運ぶためのカウカウバックや
足袋などの商品の他にパラカのワークシャツを
1枚75セントで売り出した。
日本人ならではの器用さと勤勉さであろう。
アラカワが経営する仕立て屋は、後に
ハワイ最大のデパートとなったのである。
このシャツはゼンパン・アラカワの生涯が
イラストとなり柄になっていて、もちろん
彼のトレードマークとも言える
パラカチェックがあしらわれている。
WATER BOYと書かれ天秤棒で水を運ぶ少年は
間違いなくアラカワ少年だろう。
いつどのタイミングで制作されたのかは
定かではないのだがARAKAWASのプリントシャツは
ワークシャツとしてのパラカシャツよりも
ふわっと軽くサラっとした着心地なのだが
ゼンパン・アラカワの人生を羽織る感覚は
不思議とすこしの緊張感をともなう。
「ここぞ」という日に着たくなるシャツだ。
今日のハワイの文化の礎となった
100年以上の日系人の歴史に思いを馳せつつも
目に入った瞬間にはノスタルジックなど感じさせない
時代を超えたデザインの匠がある。
2013年09月02日
彼女には黄色が似合う。
ひょうきん者で彼女のまわりは
いつも笑顔で溢れている。
しかしながらソフィア・ローレンが
演じた「ひまわり」のごとく
芯の強さや実直さ、さらに誠実さが
あるのだからかなり手強い。
高嶺の花もいいところである。
風の便りで彼女がウクレレを
始めた事を知った。
ラッキー!
ひょっとしたら彼女に弾き方を
教えてあげるチャンスがあるかも知れない。
ほんの鼻先程度だがすこし前に
僕もウクレレを始めていた。
「ウクレレ弾けるんだって?教えてくれない?」
まじか。ほんとうに鴨が葱を背負って来た。
「朝めし前だよ。どんな曲が弾きたいの?」
I Girasoliという映画「ひまわり」のテーマソングだと言う。
ヘンリー・マンシーニの書く壮大で悲しい曲だ。
いったいウクレレでどう表現すると云うのだ。
6ヶ月に渡って試行錯誤を繰り返したが
結局ウクレレによるデュエットになり
明日は僕らの初めての人前での演奏となった。
イエローのパラカシャツを二枚用意した。
僕らのステージ衣装だ。
ひまわり色のこのシャツはまだ梱包されたままだ。
リボンをほどいた彼女はどんな笑顔を僕にくれるのだろう。
ひょうきん者で彼女のまわりは
いつも笑顔で溢れている。
しかしながらソフィア・ローレンが
演じた「ひまわり」のごとく
芯の強さや実直さ、さらに誠実さが
あるのだからかなり手強い。
高嶺の花もいいところである。
風の便りで彼女がウクレレを
始めた事を知った。
ラッキー!
ひょっとしたら彼女に弾き方を
教えてあげるチャンスがあるかも知れない。
ほんの鼻先程度だがすこし前に
僕もウクレレを始めていた。
「ウクレレ弾けるんだって?教えてくれない?」
まじか。ほんとうに鴨が葱を背負って来た。
「朝めし前だよ。どんな曲が弾きたいの?」
I Girasoliという映画「ひまわり」のテーマソングだと言う。
ヘンリー・マンシーニの書く壮大で悲しい曲だ。
いったいウクレレでどう表現すると云うのだ。
6ヶ月に渡って試行錯誤を繰り返したが
結局ウクレレによるデュエットになり
明日は僕らの初めての人前での演奏となった。
イエローのパラカシャツを二枚用意した。
僕らのステージ衣装だ。
ひまわり色のこのシャツはまだ梱包されたままだ。
リボンをほどいた彼女はどんな笑顔を僕にくれるのだろう。
2013年09月01日
ハワイに来て三日目である。
仕事はおおむね順調だ。
夜のミーティング、と言っても
半分は遊びのようなものなのだが
相手の都合でキャンセルになった。
そのおかげで今回は来られないと
あきらめていたこの店に来られたのは幸運だ。
ワイキキからは程好く離れた
ヨットハーバーに臨するこの店。
傾きかけた太陽が心地良く
楽園の一日の終わりを彩る。
メニューを見ると"Gaitai"とある。
何かと思ったらガイさんの発明した
レシピのマイタイなのだそうで
なにかしらの大会で優勝した事が
誇らしげに書いてあった。
何度も来たこの店でドリンクメニューを
はじめてしげしげと見た事に気付いて
ひとりほくそ笑んでしまう。
そうだ、独りで来る事なんて、じつは
今日がはじめてだ。
マイタイにくちを付けると、なるほど
たしかにこのロケーションにピッタリの
味わい。そして過度ではないデコレーションに
とても好感が持てる。ポキのひとつも
オーダーしてみよう。ウェイターが言うには
この時間はハッピーアワーですべて半額だそうだ。
こんな贅沢な時間を半額だなんて信じられない。すると
「良いシャツ着てるね」
完璧なアロハスマイルで声をかけられた。
80代と思しき老人にである。
英語に堪能でない僕は「ありがとう」
そう言うのが精いっぱいだったのだがうれしかった。
刻々と陽が沈むのを愉しんでいたらいつの間にか
BGMに替わってウクレレと歌声になっていた。
ハワイのカウボーイソングだ。
ボーカリストと目が合うとウインクをよこした。
その意味を汲み取るのに多くの時間は必要なかった。
彼と僕は、おなじチェックのしかもおなじ赤のシャツを着ていたのだ。
「PALAKA」と呼ばれるハワイアンチェックだ。
先ほど声をかけられた老人だと云う事も
瞬時に分かったのだが、彼があのエディ・カマエだとは
帰国するまで気付かなかった。
今、彼のCDを聴きながら本来ならサイン入りになっているであろう
赤いパラカシャツを風に膨らませベランダでマイタイを飲んでいる。
*新しいシリーズです。完全に妄想。
仕事はおおむね順調だ。
夜のミーティング、と言っても
半分は遊びのようなものなのだが
相手の都合でキャンセルになった。
そのおかげで今回は来られないと
あきらめていたこの店に来られたのは幸運だ。
ワイキキからは程好く離れた
ヨットハーバーに臨するこの店。
傾きかけた太陽が心地良く
楽園の一日の終わりを彩る。
メニューを見ると"Gaitai"とある。
何かと思ったらガイさんの発明した
レシピのマイタイなのだそうで
なにかしらの大会で優勝した事が
誇らしげに書いてあった。
何度も来たこの店でドリンクメニューを
はじめてしげしげと見た事に気付いて
ひとりほくそ笑んでしまう。
そうだ、独りで来る事なんて、じつは
今日がはじめてだ。
マイタイにくちを付けると、なるほど
たしかにこのロケーションにピッタリの
味わい。そして過度ではないデコレーションに
とても好感が持てる。ポキのひとつも
オーダーしてみよう。ウェイターが言うには
この時間はハッピーアワーですべて半額だそうだ。
こんな贅沢な時間を半額だなんて信じられない。すると
「良いシャツ着てるね」
完璧なアロハスマイルで声をかけられた。
80代と思しき老人にである。
英語に堪能でない僕は「ありがとう」
そう言うのが精いっぱいだったのだがうれしかった。
刻々と陽が沈むのを愉しんでいたらいつの間にか
BGMに替わってウクレレと歌声になっていた。
ハワイのカウボーイソングだ。
ボーカリストと目が合うとウインクをよこした。
その意味を汲み取るのに多くの時間は必要なかった。
彼と僕は、おなじチェックのしかもおなじ赤のシャツを着ていたのだ。
「PALAKA」と呼ばれるハワイアンチェックだ。
先ほど声をかけられた老人だと云う事も
瞬時に分かったのだが、彼があのエディ・カマエだとは
帰国するまで気付かなかった。
今、彼のCDを聴きながら本来ならサイン入りになっているであろう
赤いパラカシャツを風に膨らませベランダでマイタイを飲んでいる。
*新しいシリーズです。完全に妄想。