2006年03月17日

風と共に去りぬ (Gone With the Wind)

49bf5343.jpg「風と共に去りぬ」の魅力って何?
たぶんこの映画を観たのはTV。
しかも中学生の頃だった。
チンプンカンプンでしたよ。
過日の「十戒」のように、おとなにならないと
意味のわかんない映画ってあるから
そろそろ見時かな?なんて思ってたら
NHKで放送してくれたんで、録画しました。
なんてラッキーなんだ!

でもね、全部観るのに三晩かかったよ。
だって家に帰って観始めると、夜明けが訪れるんですよ・・・・ 
外が明るくなると「あ、寝なきゃ」ってね。
長いよね。231分。 (笑)

風と共に去りぬ

不朽の名作と呼ばれるゆえんがどこなのか?
またしてもわかんなかったよ。

確かに、スカーレットの不屈の精神は素晴らしい。
過日読んだ「成りあがり」を思い出したよ。
あの畑で大根をむさぼるシーンでね。

レット・バトラーのクラーク・ゲイブルの
お洒落さとジェントルな言葉や動作も素敵。
見習うべき所はたくさんあるね。
「情熱」と「ダンディズム」

でも、このふたりよりも私が好きなのは
メラニー・ハミルトンのキャラクター。
彼女を形容する言葉は「菩薩」かな。
とても精神レベルの高い方で、しかも「高貴で無垢」
アシュレイでなくても惚れるよ。

おっと、マミーの存在も忘れちゃいけないね。
黒人のお手伝いさんの彼女は人のこころとモラルを
いつも大事にしていて、いい事言ってくれるんだよね。
あたたかいユーモアや喜怒哀楽の深さも
彼女の素晴らしいキャラクター。

でもね、この映画、最後にスッキリしないじゃない?
スカーレットは「明日考えるわ」って・・・・
その明日どうなってるのかが知りたくて気持ち悪いんです。
レットの一途な愛は、ほんとうに消えてしまったのか?
考えれば考えるほどスッキリしなーい!
どうして「続・風と共に去りぬ」を作らなかったの?

お願いです!
この映画の大好きな方「こういう視点で観ると違うんだよ」
って教えてくれないかな?
「ほう!」と思ったらもう一回231分に挑戦するよ。

でもって今夜は「ゴッドファーザー」を録画してあるんです。
何回観ても感動するし、気付きと学びがある素晴らしい映画。
NHKさん、ありがとー!

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トラックバック一覧

1. 赤い花嫁  [ 玉手箱ができるまで。。色でしあわせ+withメンズコスメ ]   2006年03月17日 23:34
私もびっくりしました。カラーセラピードレスのストーリーの一部をブログに投稿したら。。シンクロですね。。明日は ドレスの会議で お江戸です。。。20日は見に行きますね!!

コメント一覧

1. Posted by waka   2006年03月17日 05:50
スカーレットのイメージカラーは。。。レッド。。。
再生なのです!!

ぐじゅぐゆ 引きずらないんです。。。
だから。。。
「明日考えるわ。。。。」なのです。。。

明日になったら もっとサバイバルな意識で。。。
真実の愛の視点が 変わるかもしれない。。。

だから。。。
それぞれの観点で それぞれの心の強さで。。。。
様々な時点で 明日考えた内容を 想像すると。。。。
自分の価値観や 自分の今のマインドの強さや 癖がわかるんじゃないんでしょうか。。。
2. Posted by satomi   2006年03月17日 10:29
私が思うにこの映画の魅力は「女たちの野性味」です。
あとは映像ですね。自然のスペクタクルという感じかな。
とにかくこの映画の女性は全員、たくましく強い。
特にメラニーは「女の強さ」の象徴ですよ。彼女は母なる大地。
スカーレットがかじったニンジン(←だと思うよ)を育んだ、肥沃な
タラの大地の化身に思えます。

死ぬとき「アシュレーをお願いね」と実質的に恋敵でもあった
スカーレットに言うんです。あれは実質勝利宣言、並大抵の女じゃないです。メラニーは踏まれても叩かれてもすべてを受け入れ、許容し、自分の懐に入れてしまう。誰もメラニーには歯向かえません。天使のようでいて、万物を育む大地のような強さと野性味を持った女性です。
3. Posted by satomi   2006年03月17日 10:29
レットは娘ができてからなんだか「普通の男」になってしまった。
じゃじゃ馬スカーレットを手懐ける直前に、ギブアップしてしまったんだもの。最後まで愛しとおせばもっとステキだったのに。でもそれではストーリーとしてつまらないしね。
確かに終わり方は唐突だけど、長ーい物語が突然「はぁ?」という
感じで終わるのも、虚をつかれたようで効果的ですね。

小説の続編「スカーレット」が20年くらい前に出たと思いますが、あまり評判がよくなかったみたいで?読んでません。

ところでセラピーさん、メラニーみたいに「高貴で無垢」に見えて、実は
後ろ向いてぺロリと舌を出してる女性が多いのでご注意を!(あは、百戦錬磨のお方に余計なことを<m(__)m>、映画のメラニーはそんな女じゃないですよ!)
4. Posted by おちみ   2006年03月17日 16:01
ワインセラピストさま★

他の方のコメント読むと、参考になります。
続編の「スカーレット」作者別は最悪でした。
わたし個人の気持ちを言えば、二人はくっつくべきだと思うし、、
くっつく為に周りをこれ以上翻弄しないで欲しいなぁ。
わたしからみたらバトラーってとぉーっても魅力的だけど、
バトラーからみたらわたしってつまんないオンナなんだろうな。
でもわたしもスカーレットになりたいなぁ。メラニーよりは共感出来る。

因みに舞台では、マツケンと大地真央で演りましたが、イマイチでしたね。
セット替えが多くて、、機械が止ってステージ固まっちゃうし(笑)
5. Posted by ミモザ   2006年03月17日 16:46
「風と共に去りぬ」の魅力の一つはゴージャスな衣裳かな。
6. Posted by ワインセラピスト   2006年03月17日 17:04
>若ちゃん、ハードなお仕事で徹夜続きなのにありがとう。
なるほど。想像とマインドの状態。
よって、観る度に感度が変わるから
次世代に残したい映画に選ばれるって事ですね。
私がレットなら、遠くに居ても愛した女は守るな。
きっとまた近い将来にスカーレットがレットを必要とする時がきて
命ある限り、永遠に守り抜くよ。
女性経営者は、みんなスカーレットのような逞しさがあるよね。
泣き崩れてエンドロールじゃなくって「明日考えるわ」ってのは
ある意味、立場と行動だもんね。
スカーレットWAKAもお仕事頑張ってね。
あ、睡眠も取らなきゃお肌に悪いよ。
レットは手に触れただけで見透かしちゃうからね!
7. Posted by ワインセラピスト   2006年03月17日 17:12
>satomi さん、勉強になります。サンクスです。
レットの「普通の男」ぶりは、愛の深さで
スカーレットへの感謝と愛情の裏返しで、ジョンのハウスハズバンドに
似てるのかもしれませんね、そう思ってもう一度観てみようかな。

メラニーのような女性に惹かれると言うよりは
彼女のようなこころを持って人と接したいな。
ああいう人間になりたいです。目指せ!メラニー!

あ、メラニンは多い方で、南の島に行くと
必ずインド人のように真っ黒になってしまいます。 (笑)
8. Posted by ワインセラピスト   2006年03月17日 17:20
>おちみさん、ありがとう。
しかし、このコメント欄、女性のみなんですよね。
やっぱ女性視点の映画なんでしょうか?
そう思ったら、宝塚はどうなんでしょうね?

メラニーよりもスカーレットですか。
なんだかおちみさんはたくさんの人からスカーレットのように
愛されているように拝見していますよ。
9. Posted by ワインセラピスト   2006年03月17日 17:23
>ミモザさん、どうもです!
そっか、衣装も素敵でしたよね。
ミモザさんからしたら、スカーレットがお酒の匂いを
気にして口に含んだパフュームだったかコロンだったか?
あの香りが気になるんじゃないですか? (笑)
あれって、健康に害がないのか?って
そっちの方が気になりましたけど。あはは。
10. Posted by scarlet.m   2006年03月17日 21:58
ポイント、ズバリ『タラ』ではないでしょうか。
何故「タラ」なのか・・・
スカーレットがまだ10代の頃、
お父さんが彼女に土地=「タラ」のお話をするよね?
その時彼女は「土地なんて」って言うの。
でもその後彼女は壁にぶち当たって、挫折しそうになるたび
必ず「タラ」に戻ってきて、そこからまた始めるんだよね。
すべてのものは風と共に去るのだけれど、
「タラ」だけはそこに在る不変のものなの。
で、あの曲、「タラのテーマ」
スカーレットの心の支えは「タラ」だったんじゃないかなって。
11. Posted by scarlet.m   2006年03月17日 21:59
私がスカーレットを愛する理由はたくさんあるんだけど、
傷だらけになりながらも自分を生きることをやめなかったところ。
そしてその責任をきっぱり自分でとるところ。
へこたれず、自分に挑戦していったところ。
そしてやっぱり「明日考えましょう」という哲学かな。
この哲学は決して逃げではなく、
困難にばったり直面した時、少し時間を置いて、
頭を静めて、クールになって、結論を出そう。
明日になればよい知恵も浮かぶだろうという手のうち方。
困窮した時、その急場で、もう私は終わりではなく、
その続きは必ずある、明日があるのだという考え方。
彼女は決して完璧ではなく、むしろ欠点だらけ。
でもそこがまたたまらなく魅力的で愛しいのよね。
続編である「スカーレット」では人間的にも大人になって
レットと再び結ばれるまでのお話なんだけど、
私はやっぱり「風」の欠点だらけのスカーレットが好き。
12. Posted by ワインセラピスト   2006年03月18日 02:42
>scarlet.mさま、はじめまして。長文ありがとうございます。
ふむふむ・・・ なるほどね。satomiさんも「タラ」って書いてましたね。
不変と可変の織り成すドラマって切り口ですね。深いです。
「欠点だらけのスカーレットが好き」ってその気持ちわかるなぁ。
ジョン・レノンも振り子のように突出した音楽の才能と欠点だらけの人間性
それが、実はとっても魅力だったりするんだもん。
そうそう、今週の「オーラの泉」で美輪さんがいい事言ってましたよ。
人生は振り子のように悪い事もあれば良い事もある。
最悪だと思った時からは、最高に向かうしかないのだとね。
スカーレットの哲学の中にもそんな事柄が含まれているのかも知れませんね。
ありがとうございました。

それにしても「カサブランカ」より「風と共に去りぬ」の方が
レスポンスがあるなんて意外でした。
もう一度、観てみようかな。そんな気持ちになりました。
13. Posted by moondreams   2006年03月18日 10:53
こんにちは&はじめまして
僕はリバイバル公開時に大画面で観た時が、やっぱりインパクトがあったな。
途中で休憩<intermission>がありました。長いからね。

>「こういう視点で観ると違うんだよ」・・・
変に考えなくて観たほうがいいじゃないの?

ビンテージワインを味わう時どうしてますか?
素敵な店で、ちょっとおしゃれして、記念日かなんかで
美味しい料理といっしょに味わうワインは最高でしょ。
この映画だって同じだよ。
14. Posted by ワインセラピスト   2006年03月18日 17:37
>moondreamsさん、はじめまして、ありがとうございます!
モスコちゃんのところから来てくれたのかな?
仰せのとおりなんですね。右脳と左脳が5分5分で感じてくれないと
どうもすっきりしないタチなのかもしれません。
大評判のワインを初めて飲んで、そのわけが味覚だけで理解できなかったら
きっと調べたり、人に聞くと思います。 (笑)

ブログも拝見しました、4月5日素敵な時間を共有できる事を
たのしみにしておりまーす!
ありがとうございました。

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