2007年12月19日

持つべきものは「師」なのである

eb4ead18.jpgここんとこ本を読めなかったのであるが
ブックオフにて105円でゲットした本。
ビートルズ―20世紀文化としてのロック
   和久井 光司 (著)
この著者は、ミュージシャンなのだそうだ。
前半は、とてもよく調べてあり
リバプールという土地の成り立ちや
文化的、人類学的なポジションにまで
言及してあり、興味深かった。
中盤からは、ビートルズがなぜ当時
特殊だったのか?を当時の流れと
ビートルたちの興味を上手にリンクさせ
わかりやすい解説になっていて、さらに
90年に出版されているので、アンソロジーとも
比較しながら書かれているので、即、聴きなおしながら
読む事が可能なのであり楽しい。

コード進行の大胆さや特殊だった部分も
かなり丁寧に解説してあるのである。
たとえば「A Hard Day's Night」の冒頭の部分
「いっつびーんな はーでーずなーい」であるが
「はーでーずなーい」の部分は、歌メロの音が変わらないのに
コード自身はG−C7−G と変化する。
これは、その時代までは存在しなかったのだそうだ。
われわれがギターを持ったその日にはすでに普通だった事が
実は、その当時には最先端だったようである。

そんな逸話が盛りだくさんであり、著者がSGT.よりも
Revolver を高く評価していたり、いたるところで
「おまえ、なかなかわかってんじゃん!」と
誉めてあげたくなるのである。しかしながら
100人居たら、100人のビートルズが存在するので
これは、個人的な印象である。

しかし、こんな為になる本が105円とは、ブックオフは
極上の太っ腹なのである。リスペクト!
為になるというよりは、極上の暇つぶしなのかもしれないが。

そうそう、人の為と書いて、今年の一文字「偽」なのであり
なんでなのか?素朴な疑問を持ったのだが、師匠に聞いたら
なんと、即答であり、持つべきものは「師」なのである。

宮川一水先生曰く、こうである。
森羅万象の生きとし生けるものの中、
人間のみが、相手の為に生きることが出来る。
それは、愛ゆえにである。
しかしながら、愛ゆえに人を偽るのも人間の性である。
この文字の意味には、
人間の深い心象風景が感性的に隠遁している。
                以上

とてもとても深いのであり、漢字はおもしろい。
そして、この解説の中にもビートルズとの共通項を発見して
いとをかし。なのである。
師と師も、繋がっているのである。

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コメント一覧

1. Posted by ダン・コレステ   2007年12月19日 07:38
この和久井氏は「レコードコレクターズ」でも、非常に分かりやすくビートルズやその当時の音楽環境を説明していて定評があります。
そもそも、和久井氏が同誌でビートルズの60年代オリジナルのアナログ盤は音がいい!って広言したので一時期アナログ盤が高騰したと僕は思います。
コレクターからすると憎っき和久井氏であります。
2. Posted by ワインセラピスト   2007年12月20日 01:11
■おお!さすがビートルマニア。
 この本は「レコードコレクターズ」からの
 抜粋でできているようです。
 しかし、あのタイミングでコレステさんが
 登場するとは・・・・

 なんか、今日、いつもよりイイ男でした。

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