2008年02月16日

だれもが15歳だった

0a91acd0.jpgまたまた、手前味噌で申し訳ない。
過日の息子のお薦め図書
おおいに褒めた所。
もう一冊読めと言われ
素直に読んだ私なのである。
何故かというと、こういう事だ。
模擬試験で国語の文章問題があり
それを読んだら、その前後を
うちの息子は気になってしかたなくなり
その本を探して読んだというのだ。
私なんかは、テストはテストであり
一過性のもので、興味をそそられるなんて
皆無であり、すごい息子を持ったものだと
感慨深いものがあるのだ。
親ばかを、通り越して完全にバカな親である。

その本は「いちご同盟」三田誠広(著) である。
タイトルを聞いた瞬間に読む気が失せるのだが
じつは、そうとうおもしろい青春小説であり
みなさんにお薦めしたいのである。

青春小説を読まなくなって久しいが
中学生のころの心情って、もう、とっくに忘れてるんだな。
こころはもう、ほとんどオトナなのだが
いかんせん経験の浅さから、あさはかな行動を取ってしまい
深く傷付いたりするのだが、その傷のぶんだけ賢くなるわけで
その頃の純粋な疑問や想いから、徐々に遠ざかってしまうのだが
この小説を読むと、一気に15歳の感性になってしまう。
引き込まれてしまうのだ。

人と人との関わりってなんなのだ?
生とは?死とは?親ってなんなんだ?
そんな人類永遠の謎が15歳の感性で
瑞々しく綴られているのだ。

例によって、あとがきとして、感想文めいた推薦文が
付属しているのだが、その文章は、いささか左脳的であり
この小説の醍醐味を捉えていないと思うので
本屋さんで、あとがきを読んで「やーめた!」なんて思わず
できたらあとがきは読まずに、騙されたと思って読んでみて欲しい。
忘れていた15歳の記憶が蘇るから。

そんくらいの子供のいる人たちには特に読んで欲しい。
過日紹介した「カラフル」もお薦めである。

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コメント一覧

1. Posted by maeda   2008年02月16日 08:10
老眼がでて読書する気が・・・

う〜〜ん!
親はともかく・・・・
息子さんは立派!!
2. Posted by あき王子   2008年02月16日 08:18
了解!
月刊松山とともに、AMAZONへGO!
3. Posted by ワインセラピスト   2008年02月16日 14:08
■親はともかく・・・・
 やっちゃん、S だったんですね・・・・・
 ドM だとばかり思っていました。

4. Posted by ワインセラピスト   2008年02月16日 14:10
■あき王子のこころはいつも15歳だから
 必要ないかも。 

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