2008年03月14日

がっびーーーーん

a973ed51.jpgイタリアはピエモンテのDOCG
Gavi '07 である。
葡萄品種はコルテーゼ。
麦わら色のさわやかでコクのある
白ワインなのである。
このワインは、やや緑がかった
味わいがあり柑橘系の香りと
相まって、ライムの爽やかさだ。
とはいうもののオイリーであり
幅広いお料理との相乗が愉しめる。
春から初夏にお薦めだ。

さて、ガーヴィといえば、最近観た映画。
「ひめゆりの塔」(1958年)は、衝撃であった。
小学5年生の息子が、学校でひめゆりの塔の話を聞いてきて
映画があるらしいので、ぜひ見たいと言ったのだ。

実は、沖縄に行った時、ひめゆりの塔でガイドさんの
解説に号泣してしまい、いつかこどもを連れて来たいものだと
思っていたのであり、好都合かといえば、さにあらずなのである。

つまり、戦争の悲惨さと向き合う資格がまだ自分には
無いと感じているのだ。言葉を失い、ただ泣く事しかできない自分が
人を連れて行って、教える事なんてできないのである。

この映画からは、いつどこでも明るく生きる女学生の逞しさと
いかに戦争というものが、情け容赦なく人の命を奪い
人のこころを狂わせてしまうのかを訴えていて
そのラストシーンには、夢も希望もないので
ただただ、陰鬱な苦しい気持ちでエンドロールを
見送るしかないのである。ガビーン。

いついかなる時にも、戦争反対の立場である。

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コメント一覧

1. Posted by Rico   2008年03月14日 07:53
昨年の夏、沖縄へ行ったときにひめゆり記念館で本を購入してきました。
やはり年代的に長女ものすごい衝撃を与えたようで、
その本の読書感想文を夏休みの宿題に提出していました。
どれだけお願いしても読ませてくれなかったので
初めて彼女にはナイショでこっそり読みました。
その内容はすさまじいものでした。
賞に選ばれなかったのが不思議なくらいです。
彼女が肌で感じたそのままの表現は、私が呼んでいても涙せずにはいられない内容でした。
我が子の感性に感動を覚えました。
連れて行ってよかった・・心底思いましたよ。
ぜひ息子さんを連れていってあげてください。
それと旧海軍豪もお忘れなく・・。
ひっそりとしていますが、もしかしたら感性するどい
ワインセラピストさんは、その場から動けなくなるかもしれません。
鈍い私でもとてつもない悲しみに襲われました。
2. Posted by あおい   2008年03月14日 13:54
ひめゆりの塔見に行きましたよ。
小学生の低学年の頃だったか・・・
悲惨な出来事、戦争、何にもわからなかったけど、衝撃を受けたことは今でも覚えている。
意味や言葉に対する理解能力は低くても、
物事に対する感受性は子供でも十分育ってる。
その場の空気を体験させることは本当に大切。
どんなことでも自分で感じてみたいって思いは忘れたくないな。。
3. Posted by ワインセラピスト   2008年03月14日 17:26
■Rico ちゃん、長文さんきゅーです。
 旧海軍豪がまたね、やりきれないのよね。
 たぶんね、見に行く人もあの場にある
 無念さや、悲惨な心情に同調しちゃうんだよね。
 「念」が、場に染み付いてる。
 沖縄から帰って、1週間ほどカラダが重かったもん。
 お持ち帰りしちゃったかも。

4. Posted by ワインセラピスト   2008年03月14日 17:29
■あおい先生、ありがとう。
 そうなんだ。
 小学校低学年でも、衝撃感じるんだね。
 でも、沖縄にレジャーだけでなく
 そうした、負の遺産を、ちゃんと
 次世代に見せた、あなたの親がすばらしい。
 そう思いますよ。

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