2008年04月28日

山川健一との再会

8595042a.jpg本屋を徘徊していると
気になる一冊の本を発見。
「ヒーリング・ハイ」
著者は山川健一だった。
実は、20歳そこそこの頃
レゲエにハマっており
ジャマイカに関する本は
皆無と言っていい状態の中
山川健一氏の「星とレゲエの島」
という小説は、唯一の情報源であり
注意深く読み返したものだった。
今は絶版であり、もしもブックオフで
見かけたなら、ぜひ購入して
私にプレゼントして下さい。(笑)
こういう宝のような書物の山を母親が
すべて処分しちゃったのである。

山川健一とは、ロックミュージシャンであるとともに
作家なのである。が、その音楽に触れたことはないので
評価のしようはないのだが、氏の小説からは
ストーンズやR&B ブルースに関しても
かなり造詣の深さを感じさせるのであり
その小説もロックなテンポと視点が魅力である。
彼は10歳年上であり、気のあう兄貴という位置づけを
勝手にしていたのはもう20年以上前の話だ。

さて、この「ヒーリング・ハイ」であるが、副題は
”オーラ体験と精神世界”とされている。
実は出版が95年である。
つまりオーム事件直後であり、かなり言葉を選んで
慎重に書き進められているところが、時代背景を感じて
興味深いところであり、突如”開いた”のだそうだ。

第3の目と言われるチャクラが勝手に、しかも
ドライブ中に開いてしまったというのだ。
おもろいやん。

でもっていろんな精神世界の本を読みあさったが
アメリカ人やヨーロッパのキリスト教圏の人たちの書く
いわゆる”ニューエイジ”の思想が、どうもしっくりこない。
おもろいやん。
まったく同じ経験をしているのであり、やはり兄貴である。

で、この本には、今までのロックなスタンスを外さず
オーラ(生命体のエネルギー)の強化の仕方を説いている。
が、これもまた、同じ事を言っていて興味深い。

好きな音楽を聴いてメディテーションする事で
生命力は高まると言うのだ。
おもろいやん。

特に、ボブ・マーレーの音楽の中には
その作用が強いとも書いている。
おもろいやん。
そんな主張をするのはきっと彼と私くらいではないか?

Wikipedia で検索したら山川健一もブログを書いているようだったので
拝見してみたのだが、読んだ本やら、聴いた音楽、飲んだワイン
そして、過日のThe Police のリユニオンに関して書いていたり
このブログに似ていて笑ってしまった。
ツインソウルなのではないのかと疑っている。

コメント一覧

1. Posted by LINDA   2008年04月28日 18:53
すごい偶然!!
最近、丁度、山川健一の話題で話をしたところです。17歳だった私は、彼の本や山田詠美にものすごく感化されました。イカ天ブームの最中、BEATLESやボブ・マーリーばかり聴いてました。
久々に「星とレゲエの島」読みたい。
ジャマイカでハンモックに寝転がって、キツめのラム酒でも飲みながら、時計もなく1週間ぐらいボケ倒したいです。
2. Posted by ワインセラピスト   2008年04月28日 19:17
■おお!ご存知でしたか。
 ませてたね。 (笑)
 「星とレゲエの島」は写真集も秀逸。
 一時は、ジャマイカでベーシストを
 マジ目指そうかと思っていました。
 あのうねるリズムを文章にできるのは
 山川健一だけです。
 そしてラスタマンの何たるかを教えてくれた
 じつに興味深い本でした。
 手元に無いのが悔しい・・・
 そのほかにも、短編ならいくつか
 ジャマイカについて書いてるよね。
 
 うーん、私もボケ倒したい。
 「おまえが大きな木なら、おいらは
 ちいさなOh!No!ボケ倒してやる」
       Small Axe より
 そのボケとは違いますね。

3. Posted by LINDA   2008年04月29日 01:35
かなりませてました(笑)。
愛読書は、ドルトン・トランボの
「ジョニーは戦場へ行った」とか
カミュの「異邦人」読んで、山川健一の世界と混じって、「太陽が眩しかったから」と人殺しするのも、ありかも??なんて、思ったりしました。
想像上ですけどね、もちろん!!
 そうそう、あの文章、南国のけだるいような、匂いや湿度まで書きなぐるのは、彼と山田詠美なのです。。私も今更ながら、手に入れたいな。今読んだら、どう感じるんだろう?

 しかし、ワインセラピスト様、
その「ボケ倒し」じゃないって。。(笑)
ジャマイカで一緒にマジックマッシュルームで
パスタかなんか作ってみたいです。
4. Posted by ワインセラピスト   2008年04月29日 05:37
■え?
 ジャマイカにもマジックマッシュルームあるの?
 バリ名物とばかり思っていました。
 
 普通の人間に宿る異常な衝動。
 正気と狂気の世界は、村上龍に影響受けました。
 コインロッカー・ベイビーズは衝撃だったな。

 山田詠美は2冊ほど読みました。
 バリがテーマのものとSoul Music Lovers Only だったかな。
 「ジョニー・・・」は映画でほんのり観つつ
 怖くて最後まで観られなかった。
 「異邦人」は、買ったけど難しくて読めなかった。
 
 あ、今、完全に酔っ払ってます。
 明日書き直したらごめん。 (笑)

5. Posted by LINDA   2008年04月30日 00:32
ジャマイカにもあると思いますよ。
食べて来た子がいるので。

コインロッカーベイビーズも読みました。
衝撃でしたね。
村上龍の世界も好きです。
今は、小池栄子と司会なんてやっていますが
危ない感じだった頃の彼のほうが好きでした。

ジョニー・・の映画は観た事ないです。
本の話だと、あれをどうやって映画化したのか気になります。ほとんど回想か想像しかないから。

異邦人を書いた「カミュ」の子孫が
「セイン・カミュ」なんですよね。
セインがジャンキーなのも遺伝???
6. Posted by ワインセラピスト   2008年04月30日 02:20
■おお!ほんとうだ!
 Wikipedia で調べたら「大叔父」と書いてある。
 セイン・カミュ・・・・ なにしてんだ?
 いいのか、それで、セイン・カミュ。
 ついでに、私の「異邦人」は久保田早紀です。

7. Posted by LINDA   2008年04月30日 03:54
私も久保田早紀です。
8. Posted by ワインセラピスト   2008年04月30日 11:41
■異邦人、徳永英明のカバーも
 なかなか聴かせます。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Profile

大島”ビッグアイラ...

コメントありがとう!
新着!ViVa なBlog
Archives
Moon Phases
livedoor プロフィール

大島”ビッグアイラ...

  • ライブドアブログ