2008年06月11日

『みんな十九歳だった』

a3eb5e69.jpg『みんな十九歳だった』
あなたもかつてはそうだった。
どんな十九歳だったのだろう?








ミック・ジャガーも
中原中也も
マイルス・デイビスも
みんな十九歳だった


人は十九歳の時にそのピークに達するのだとぼくは思う。
仕事そのものはともかくとして内面的には、十九歳にして
すでにピークに達してしまうのだ。

という文から始まるエッセイがこの本だ。


長文に付き、BGM もどうぞ
19th Nervous Break Down

とても過激で、自分の19歳を彷彿させる。
当時の私は、裏付けのない自信に満ち溢れ
自分勝手であり、パワーが有り余っていた。
自分の中にある猛烈な残虐性や暴力性と闘っていた。
結局、そんな自分の言動や行動は、たやすく人を傷付けた。
「言葉の暴力」と何人もに言われた。

山川健一は、ロックに洗われた人であり、反体制とビートが
その生き方にも現れている。私もそうだった。
インチキなモノには「No!」を叩き付け、あんなもんはニセモノだとか
ダサい、とか、最悪、クソなどと言いたい放題だった。

しかしながら、山川健一も言っている。
「あの内なるボルテージがピークだったあの頃に戻りたいかといえば
答はノーである、あんなことはもうたくさんだ」
まったく同感である。
私は19歳の自分が恥ずかしい。

母親に「あんた、地球は自分中心に回ってるんじゃないよ!」と
叱られた時にも、「俺中心にまわすよ」と言うような19歳だ。
今の私は、19歳の自分とはまったく別人格であるとともに
振り返って考えたら「ごめんなさい」と謝りたい人の多さに驚く。

そういうことを考えていたら、昨夜友人まっちゃんが遊びに来た。
彼との出会いは21歳だったので、山川健一の言うピークを
なだらかに下りはじめた頃だ。

出会った当時、彼からも暴力的な物言いを指摘された事もあったが
彼とは、それ以来の付き合いなので四半世紀に渡って私を観察しているし
逆ももちろんそうだ。彼曰く「大島君は変わってないって19歳のままだって」
なのである。がっびーーーーーん。
                  
『みんな十九歳だった』に関しては、過去にも
書いていたってことに気付いた。
そこでは、こう結論付けている
性格は先天的・人格は後天的
われながらいいことを云う。
まっちゃんの言いたいことは、つまりそういうことなのだ。
何が起ころうが、自分は自分であり、自分の人生しか
生きられないのかもしれない。

19歳の頃って、何にでも「完璧さ」を求めていたような気がする。
純粋でイノセントな時代である。がゆえに自己嫌悪におちいる事も多く
攻撃的になることも多かった。もてあましたパワーゆえである。
しかしながら、体力もすっかり衰えた現在では、ゆるやかに
「完璧」を目指しているんだな、きっと。
それが『人間道』なのかも知れない。
その習得のために宗教や哲学、芸術なんてものが身の回りにある。
しかしながら、完璧なんてものは、所詮どこにもなくって
仏陀やジーザスでさえ、ただの人間だったと推測されるのである。
五千年計画が重要だ。

さて、新聞で報道される事件でも、加害者は
どんな人だったのかという問いかけには
「キレやすい」「まじめだった」など、被害者にしても
「正義感の強い人だった」などなど、たったひと言で
その人のキャラクターを表現している。

19歳の私を知る人と、現在の私を知る人。
たったひと言で、なんて言うのだろう。
同じなのかもしれないな。

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コメント一覧

1. Posted by Dakko   2008年06月13日 14:51
きっと過激でドラスティックな雰囲気だったんだろうな
クラスでも一目置かれる存在というか

成熟して人格が変わるなら
うちの愚息もそのうちステキな男に成長するときが来るかしら・・・・
19歳真っ只中です
とてつもなく情けなく愚かでかわいい存在です

私は、「恥の多い人生を送ってきました」BY太宰
みたいな 笑

口の聞き方も知らず本当に恥ずかしいことの繰り返し。
今もあまり成長していませんが
しかし、生きていく道筋はぶれていません
2. Posted by ワインセラピスト   2008年06月13日 18:07
■「クラスでも一目置かれる存在」というよりは
 「クラスでも一人放って置かれる存在」です。
 19歳か。
 こどもには、ずっと子供でいて欲しいな。

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