2008年06月14日

優越感と劣等感

ac68c61d.jpg先日、友人と飲んでて
「いっそキムタクを総理にしても
今よりはいいよね」などと
私が言ったなら、友人は真面目に
「ま、そうだね。でも有名人を
総理にするのなら北野武じゃない?」
うーむ。
彼の観察眼にはいつも驚かされる。
その案に清き一票を投じたい。
北野たけしという人の印象は
「二元論の世界に生きていない人」
つまり、善の中にある悪や、暴力の
なかに平和を愛する気持ちを見つける
こどもの中に老人を見つけ、男から女性性を感じる。
つまりそういった感性の高い人とお見受けするのである。

神道を研究していると、そこがいかに大事かに気付くのだ。
二ール君の「神との対話」では、善も悪もないんだよと言っているが
理解するのには、とても時間がかかった。
神道の考え方からしたら、とてもわかりやすいのである。
かつての日本人は、みんなそういう多元論の世界に生きていた。

潤いの雨も、土地を荒らしまくる豪雨にも同じく
神が居たのであり、自分に都合のいいことだけを
祈っていたわけではないのである。
両方が必要なのだと感じていたわけだ。

それは、人間関係にも同じことが言える。
北野たけしを推した友人、いつもすごいなと影響を受けるのだが
彼に言わせれば、彼も同じことを私に感じているそうだ。

長続きする人間関係ってのは、優越感と劣等感という二元論が
複雑に絡み合いながら互いに成長していなければ成り立たないのである。
会社でも友人でも恋人でも配偶者でもふたりでも複数でも同じである。
優越感ばかりを感じていても、相手がつまらなくなり
劣等感ばかりなら、消えてしまいたい衝動に駆られてしかり、だ。

長続きしない人間関係に悩むことも多かったが
それは、二元論にこだわっていた自分があったからかも知れない。
多元的に考え球体的思考回路になれば、何てことない事の方が多い。
自分の要求どおりの完璧などないのだから、欠点の中に長所を見つけ
改善するべきことは、早めに手を打たねばならない。
古き日本人から学ぶことは、とても多いのである。
(写真の書は葉室頼昭宮司)

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コメント一覧

1. Posted by yumi   2008年06月13日 23:50
写真の書、いいですよね。

「神道のこころ」読みましたよ。
久しぶりにすごい本に出合えてうれしいです。
祖母がよく言っていたことと共通することも多く、
懐かしさも感じました。
よい本の紹介ありがとうございました。
2. Posted by ワインセラピスト   2008年06月14日 00:10
■今日読み始めたのは「神道 はだで知る」
 これまたすごいわ。
 葉室さんのすごいところは、小学高学年でも
 充分に理解できるように書いてるところだよね。
 で、神がどうのこうのよりも、まずは元気をくれる。

 そうそう、吉報!月に一回、春日大社で葉室さんの
 おはなしが聞けるようなのです。
 そのうち直接インタビューしちゃおう計画を企ててます。

3. Posted by 海幸彦   2008年06月14日 07:47
そーいえば小春日和って晩秋やね。秋に春を見つけたんかいな。英語だとIndian Summerって言うなぁ…どないやねん。やはり日本人の感性が素敵。(局長)
4. Posted by 美浜のカイマナ・ヒラ   2008年06月14日 17:46
■うみって、海であり生みですよね。
 Sea やOcean では表現できない世界です。
 いやぁ〜 日本人って、本当にすばらしいですね。
           合掌 (追悼、水野晴男)

5. Posted by あおい   2008年06月17日 14:36
深い!!
6. Posted by ワインセラピスト   2008年06月17日 16:44
■実は臆病なので、遠浅が好きです。

7. Posted by Akko   2008年06月17日 17:05
翻訳されてないでしょうか?探してみよっと。
8. Posted by ワインセラピスト   2008年06月17日 17:49
■神道の英訳ですか?
 それがあったら、私も読みたいです。
 ぜひ、ご紹介下さい。

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