2008年10月03日

「この秋は 雨か嵐か知らねども 今日のつとめに田の草を取る」二宮尊徳

e5538bde.jpg「心を癒し自然に生きる」葉室頼昭 (著)
この本は、彼の著書の中でも
すこしばかり毛色が違うので
取り扱い注意である。
宮司としての視点ではなく
形成外科医師として語られている。
しかしながら、「共生」「調和」や
「感謝」など一貫した流れがあり
前半は、他の本に概ね書かれているので
重複するのだが、半分を過ぎたあたりから
この本の真骨頂が現れる。

彼が救った多くの人たちの、コンプレックスとの闘い。
葉室氏が、いかにしてその肉体的な治療以外に
こころの治癒までできたかが明確に書いてあり
彼の本を数冊読んでいるが、読んで涙がこぼれたのは
じつに初めての経験であり、いかに自分が
人の痛みのわからない人間なのかに気付かされた。

「こころにしこりを残すと、傷にもしこりを残す」
これは、葉室氏が患者の母親に伝えたことばなのだが
傷が完治していても、こころにしこりを残すと
何年か後に、傷跡が浮き出てくるというのだ。
摩訶不思議ではあるが、信じられないことではない。

有名なのだが、覚えておきたい。
「この秋は 雨か嵐か知らねども 今日のつとめに田の草を取る」二宮尊徳
いたずらに将来のことを考えて右往左往してもしょうがない。
今やるべきことに全力をあげなさいと詠っている。

葉室氏曰く、「欲望が満たされたら幸せ、満たされなかったら不幸ではなく
神様に生きていることを感謝できるようになったらそれが本当の幸せ」なのだ。

またまた大いなる刺激をくれた葉室氏に感謝。
私は、まだまだ旅の途中である。



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コメント一覧

1. Posted by はま   2008年10月03日 06:47
>神様に生きていることを感謝できるようになったらそれが本当の幸せ

ここ、すごい言葉ですね。
いやぁ、自分の幸せの定義が変わりますわ。

2. Posted by ハムラー・ホヌ   2008年10月03日 17:41
■はまちゃんも旅の途中だね。
 きっとさ、仕事に置き換えると
 自分が神だったらどうするのか?
 自分が愛だったらどう調和するのか?が
 行動指針になってないと、そうはならないと思うのよ。
 さぁ、今日も神さまに代わって
 傍を楽にさせていただきます!

3. Posted by Koruku   2008年10月03日 20:27
読んでみたくなりました
神様に生きていることを感謝できるようになったらそれが本当の幸せ」は【余命一ヶ月の花嫁】でも
同じようなフレーズがあって、今の自分の価値観を反省したことがあります
【人を動かす】って読みました?友達に貸したまま返ってこないので、著者は忘れたまま。。
でも、読んでる時に人に対して優しくなれたり、理解しようとしたり、傍にいる人に「変わったね。」と言われました
週明けに本屋さんに行ってみますね〜
4. Posted by ホヌ・マハ郎   2008年10月03日 21:04
■Koruku ちゃん、ありがとう。
 きっとカーネギーだね。
 私は鴨葱のほうが好きですが・・・・
 その手の本でおすすめは
 「ユダヤ人大富豪の教え」
 「夢をかなえるゾウ」ですね。
 コミカルに大切なことを教えてくれます。

 影響を受けて変われるってのは
 ひとつの大きな才能だと思います。
 素直、ってことだもんね。
 一ヶ月にひとつづつ習慣を変えたら
 1年後には12の変革があるわけで
 それを3年続けたら・・・・暗算できない(ウソ)

 対処療法よりも、自らのエネルギーを高めることが
 なにより自然体に戻るんですね。
 そういった自己啓発も、ほんのちょっぴりの
 積み重ねで、日本人本来の、調和を尊ぶ
 姿になれるのだと思います。
 Koruku ちゃん、ありがと。 

5. Posted by poohan   2008年10月04日 08:54
人間の体(不調)は、心が作り出すから、
なるほど、傷跡のはなし、納得です!
でも、そこまで考えられる形成外科医と巡り合えた
患者さんはしあわせですね。

しばらくしたら、この本、読んでみます。
読んだら、また、感想かきますね♪

「夢をかなえるゾウ」木曜日に2時間ドラマ
やっていて、そのあと連ドラ始まりましたね♪

6. Posted by ハムラー・ホヌ   2008年10月04日 17:12
■poohan さま、御意に。
 要するに、生まれつきカラダの一部が
 あきらかに人と異なって生まれてくる人にとっては
 なんでこんな風にうまれてきたんだろう、と
 その部分を憎んだり憂いたりするわけです。
 当然の感情ですよね。
 でも、葉室医院では、術後もその部分の包帯を
 毎日、二時間三時間かかって取り替えてくれるわけです。
 自分のコンプレックスの部分に愛をそそがれるわけですよ
 しかも、宝物のように扱われる。
 きれいに治らないわけがないと思っちゃいます。
 でも、そこまでして頂く謝礼はたいへんなもので
 裕福な人しか無理だよな、といらん心配です。
 しかしながら、経済的に恵まれているからこそ
 そういう体験が必要だったのかも知れませんね。
 などと、とっても考えることの多い作品でした。
 でも、図書館でOKだと思います。

7. Posted by poohan   2008年10月04日 22:41
あら。。。図書館指定いただいてありがとうございます。

実は今、予約しすぎて、借りれない状況です。
( ̄▼ ̄*) ゞ

生まれつき。。。しかも、生まれたてだったり、
こどもだったり、精神的にまだ未熟な時に
そういう経験をするわけですからね。。。
8. Posted by 本郷猛   2008年10月04日 23:31
■おおおお、読書家ですね。
 私は、独ショッカーです。キーッ!

9. Posted by Dakko   2008年10月05日 17:34
「この秋は 雨か嵐か知らねども 今日のつとめに田の草を取る」二宮尊徳

実に言い得ています
そのような心で今日を生きて行きたいと思っています
さすがは銅像君
10. Posted by 二宮ケンシロー   2008年10月05日 17:47
■小学校の中庭に在りましたね。
 石像だったような・・・・
 
11. Posted by koruku   2008年10月06日 21:08
そうそう!鴨葱でした
パート2みたいの出ましたが、読みましたか?
どうも、お金稼ぎのように思えて買ってません
そうか、図書館ですね。忘れてた
12. Posted by ワインセラピスト   2008年10月06日 23:45
■鴨葱は、いろんな本が出てますよ。
 以前、そいつを読んでた後輩に
 「それ読んでる地点で成功できんよ」
 と言ったのですが、今、ベトナムで大成功してます。

 図書館はいいよ。
 だって無料だもん。
 延滞金もないしね。
 でも、借りたことない。(笑)

 過日のTV「夢をかなえるゾウ」を昨夜見ましたが
 局長に似てたわ。まじ。

13. Posted by 柴田 昭彦   2014年11月15日 23:08
葉室氏の本の131ページに引用された「この秋は雨か嵐か知らねども 今日のつとめに田の草を取る」という二宮尊徳の有名な歌は、本当は、二宮翁の歌ではありません。一般世間で、俗説として、多数のサイトで、「二宮尊徳の歌」として盛んに紹介されていますが、二宮尊徳全集36巻を編集した佐々井信太郎氏の著書『解説 二宮先生道歌選』(報徳博物館、昭和34年)(平成5年改版、一円融合会)の151ページに「たれかの歌」として紹介され、その索引ページには「二宮先生以外の人の作」とあり、明解に否定されています。それでは誰の作かというと、横山(春亀斎)丸三(まるみつ)の作で明治13年の丸三道歌集に「此秋ハ水かあらしか知らねどもけふのつとめに田草とるなり」とあり、国会図書館のデジタルコレクションで確認できます。俗説は新渡戸稲造によって広められ、今でも、誤解したまま都合良く引用する知ったかぶりの政治家は多いのです。春日大社宮司の葉室氏までが間違えているのは、いかに俗説が蔓延しているかの証左でしょう。真実が広まることを希望する次第です。
14. Posted by 大島”ビッグアイランド”正浩   2014年11月16日 21:13
◆ありがとうございます。

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