2008年12月13日

History will teach us Nothing

b8d1d518.jpgHistory will teach us Nothing. と
スティングが歌ったのは1987年だ。
ぶ厚い歴史書は、人類の犯罪のカタログ
遅かれ早かれ、それが必要でなくなる
そんな社会になるのだ、と
スティングは愛を込めて訴えている。
さて、このところのキナ臭い国際関係
あなたはどう考えているだろうか。
過日、櫻井よしこさんの講演を聞き
彼女の「ぜひ読んで下さい」に応えて
この本を手に取った。
平和はいかに失われたか
―大戦前の米中日関係もう一つの選択肢


アメリカ人外交官の視点から見る歴史であり
中立の立場から、冷静に観察し、いかにしたら
人類の平和と発展が導かれるか、そのために
アメリカはどうするべきかが書かれている。
同時に、「たら、れば」の仮説も同様の
理念の基に書かれていて、興味深い。

大戦前の話なのだが、今日にとても似通っていて
ゾクゾクっと悪寒が走るのである。

アメリカ政府は、今現在、日本をないがしろにしている。
北朝鮮のテロ国家指定解除、中国への肩入れを見ていて
火を見るよりも明らかである。

非核三原則を掲げる世界唯一の被爆国である日本だが
中国も北朝鮮もロシアも核を持った今、さらに日本を同盟国扱いしていない
アメリカを考えた時に、これでいいのか?と思うぞ。

この世の中は、宇宙の一部であり、人体は小宇宙と言われる。
人体というのは、つねに調和に向けていくのだ。
つまり、悪いウイルスが体内に入ってきたならば
抗体がはたらき、調和に向かう。

今の日本は、抗体(軍隊、核)を持たずして理想郷を目指している。
ならば、滅びるしかないのではないか、という素朴な疑問であり
それは、歴史を紐解けば、第一次大戦後の米中日関係に
酷似しているのではないのかという懸念である。

もちろん、私は非暴力を掲げる立場であり思想を持つので
みんなが銃を持っているから自分も持つ、という
アメリカ社会を軽蔑しているし、刀狩したらいいじゃん、と
思ってはいるのだが、こと、一党独裁の国家が相手で
さらにそれが隣国であればなおさら、無視できないのだ。

ワシントン条約を、紙切れ同然にした中国という国。
約束を守れない、守らない民族だというのは
歴史が証明している。

そこが、田母神論文ともリンクしてくるのだが
戦争せざるを得なかった日本なのである。

ジョン・マクマリーの書いたメモランダムに歴史的背景を
中立の立場で書き添えられたこの本でさえ、そう書いてある。
最後の最後まで、日本は中国と調和しようと頑張っていたのである。
しかしながら、中国を「大きな市場」と捉えたアメリカが
日本を無下にしたところから、間違いは起ったのである。
まだ「History will teach us Nothing」ではない。
同じ轍を踏むのは、勘弁して欲しいのだ。

過日読んだ「アメリカ人はなぜ明るいか」に興味深いことが
書いてあったので、記しておこうと思う。
ご存知のとおり、アメリカというのは訴訟社会であり
言ったもん勝ち、弁護士すら詐欺師まがいなのだが
この筆者によれば、日系人というのは訴訟が嫌いだ、と言うのだ。
それは、日系何世のアメリカ人やブラジル人においても
それは同じだと言うのである。
心強いではないか。

我々日本人というのは「和をもって尊し」とする
世界的にも稀有なDNA を伝承しているのである。
日本人に生まれたことを誇りに思おう。
そのためには、社会情勢に敏感でなければいけない。
新聞やTV のニュースを信じちゃいけない。
ないがしろにされても尚、アメリカ大統領と
笑顔で握手しているような首相を認めていてはならない。

最悪のシナリオは、日本が核兵器を持ち、使用する事。
窮鼠は猫を噛む。そんな歴史認識を孫子の代に
またしても伝えたくはないのである。
選挙の事しか考えない政治家は要らない。
KY(漢字が読めない)でもいいじゃないか
志がだいじであり、将来のこども達の為に
この日本をどうするのかを考えるのが政治である。

愛と感謝と調和の社会を実現しないとね。

筆者や訳者も、きっと「One World」の理念があって
この本が世界を変えるぞ、と、わくわくして
書いたに違いない事は、容易に想像できるのである。
スティングの言う「歴史から学ぶ事のなくなる社会」に
一歩近付いている事を、こころから祈念するものであり
あなたにも、おともだちにもお薦めして欲しい。

fdf749de.jpg筆者ジョン・マクマリー
外交官である。
彼の願望は、常に調和と発展であり
公平な視点に基づいている。
彼の書いた物が今頃脚光を浴びるには
大きな意味があるのだと思う。
しかし、こんなにルックスが良いとは
まったくの驚きだった。(笑)

櫻井よしこさんのブログも見て欲しい。

budoubatake at 16:27コメント(6)トラックバック(0)座・読書 | 元気 

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コメント一覧

1. Posted by LINDA   2008年12月14日 09:33
考えさせられます。
日本「優し過ぎ」で「弱過ぎ」です。
既に、この国は
中国や韓国に乗っ取られていますね。
なのに、DNA鑑定がなくても
父親が認知したら、日本国籍をあげるだなんていう
信じられない法律が3時間で可決されてるし
国民は無関心だし、情けないです。
成田に着いたら、中国人だらけ。
列を飛ばして、最前列に行くおばさんを
制止できない係員。。
中国語で
「きちんと並ぶのが日本のルールです。
守れないのなら、わが国への入国は認めません!」
くらい、強気で言って欲しい。
しかも、入国緩過ぎです。
もっと、マッチョで怖そうなのを
置いておかないと、外国人になめられますよ。
日本人は、いつからこんなに弱くなったのかな。
こんな日本じゃ、特攻隊に行って無駄死にした
兵士が泣いている。。と思ったりします。
2. Posted by 奈美   2008年12月14日 12:54
確かこの本は、絶版ですよね?
読んで見たいです。
3. Posted by ワインセラピスト   2008年12月14日 18:30
■LINDA おかえり。
 東京に居るって事なんだよね。
 私も空港での人間の浅ましさには閉口です。
 どうして我いちばん、になるんでしょうね。
 たった数分なのに。
 日本に暮らす中国人にはいい人もたくさんいて
 でも実際に中国に行くと、かれらがいかに
 少数派なのかがわかります。
 ジョン・マクマリーが1930年代に
 「アジアの中で国家と呼べる成熟した政治があるのは
 日本とタイだけだ」と言っていて
 「中国はただの、人の集まりだ」と嘆いています。
 「外国人嫌い」「約束を反故にする」とも。

 ま、そういった体質にもかかわらず
 自国の近況に流される一貫性のないアメリカの
 外交を憂いているわけですが
 それは、今日も、まったく同じなんですね。
 日本人は察してくれるとでも思ってるんでしょうか。

 手のかかる相手に譲歩してしまうのは
 6ヶ国協議でも明らかですね。
 地理的条件で、そこに核があろうとも
 アメリカにとっては、さほど問題ではないし
 だけど、拉致問題さえなんら進展しない中で
 実質テロ国家である以上は、日本は防衛の為に
 核武装する必要すらあると思うんです。
 もちろん「抑止力」の為の武装ですけどね。
 
 そうならない為にも、アメリカにはイニシアティブを
 発揮してもらいたいわけです。長い目で。

 戦争認識は、勝者の歴史認識であって
 きちんと精査する機会が必要。
 今はその、絶好の機会なんだけどね。
 腰抜けばかりでどうしようもないね。
4. Posted by ワインセラピスト   2008年12月14日 18:33
■奈美さま、アマゾンでは扱いがないですが
 ネットでも買えるようです。
 少々お高いですが、内容的には
 お値打ちと言わざるを得ません。
 おすすめです!

5. Posted by あおい   2008年12月15日 11:34
ワインセラピストさんのお勧めの本は、面白いのでこれも是非読んでみようと思います。
色んなジャンルを語れるのが本当にすごいです。
その裏にある知識量は想像以上に膨大なのでしょうね。
こうやっていつもきっかけを与えてもらえて感謝しています
この本は、難しそうだから、ついていけるか不安・・・
6. Posted by ワインセラピスト   2008年12月15日 15:35
■あおいちゃん、いつもポジティブで素敵です。
 私も同じような気持ちでトライしました。
 正直、難しいですよ。
 当時の日本人の正式な声明などは、今の政治家よりも
 難解で、主語と述語を見出す事から始めなくては
 ならないので、肯定なのか否定なのかも
 その解説を吟味しないと意味不明のままです。(笑)

 読み終えた後、やっつけた満足感に浸れます。(笑)

 インターネットもTV も無かった時代ですが
 国民性は、変わらないんですね。
 
 であれば、負の面でつながるよりも
 たがいの長所同士で、つながれるように
 われわれは、歴史を認識しなければならないのではないのか、と
 思う次第でございます。
 そのためのよい教科書です。

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