2009年03月31日

追伸:愛してます

fc36c3dc.jpg「P.S. アイラヴユー」を観た。
幸せな人生をおくっていたはずのホリーに
突然おとずれてしまった夫の死。
だが、絶望の淵にたたされた彼女のもとに
亡き夫からの1通の手紙が届く・・・。
最愛の人を失う悲しみ。最愛の人に出会えた幸せ。
徐々に生きていく力を取り戻し再出発していく。
という、想像しただけでも感動する。

そんなストーリーなのにも関わらず、どうして
こんなにつまんない映画になるのか
観終えて考えたのだが、わからない。
しかも、名女優キャシー・ベイツまで
主人公の母親に采配されているのに、だ。

おそらく脚本が陳腐過ぎるのだ。
せっかくのストーリーとアイルランドの風景が台無しである。
予告編を観て、すでに涙ぐんでいた私の立場はどうよ、なのだ。



昨夜、尊敬するお方がお店に来てくれて
「おくりびと」の話になった。
彼は、最初にこう切り出したのである。

「あの作品は、差別偏見に立ち向かった、みごとな映画ですね。
人から蔑まれる職業なんて、そもそも存在しない。
納棺師にしろ、火葬場のおじさんにしろ
その人たちが居てくれるからこそ、われわれの生活がある。
身近なことを言えば、牛を解体する人が居てこそ
美味しい和牛が食べられるのだし、職業に貴賎なしという
当たり前の概念を、ユーモアをまじえ、じょうずに訴えてますね」

まったくそのとおりである。
私は、過日ここに書いた事をお伝えし、彼も感銘を受けてくれたようだ。
おなじレベルの感性の人と語らえること
影響を与え合うこと、は至福の時である。

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コメント一覧

1. Posted by otobokebochan   2009年03月31日 08:37
以前とある人が、
豚の屠殺場(港区だったかな)の見学をしたことがあると言っていた。

小学生には刺激が強すぎるだろうから、
中学生でそう言った場所の社会見学をしたら良いと思う。
2. Posted by ワインセラピスト   2009年03月31日 17:31
■こどもの頃に、まさにその光景を見て
 肉が食べられなくなったお方を知っています。
 微妙なところですね。

 いただきます。とは
 食卓に並ぶまでに、いろんな人たちが
 携わっているのだから、頂点という意味の
 頂ます。
 であり、生命を戴きます。ですよね。
 ありがたいことです。

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