2009年07月03日

愛逢月

f4018474.jpg昨夜の雨は上がり、気温も
さほど上がらなかった今日の
お昼どきにベランダで本を読んでると
風が吹いて、肌寒いほどだった。
なぜか集中できなくて、空を見ていた。

いろんな高さのところに、さまざまな形状の
雲が折り重なっていて、それぞれが
違う方向に移動していたのは、上空では
それぞれの方向から風が吹いていたからなのだろう。

一秒見逃すと、まるで違う模様になっている
いくら見てても見飽きない美しさだ。

雲に隙間ができる時、その瞬間、太陽が眩しく輝く。
私の体に光が当たり、暖めてくれる。
「愛だな」
そう感じる瞬間である。

アーサー・ホーランド牧師の話を思い出した。

「人間は疲れてると自然が恋しくなる。
自然と触れ合うだけでで癒されるんだよ。
誰かと触れ合う事がない人でも
風が吹けば、風が全身を抱きしめてくれる。
太陽があれば、全身を暖めてくれる。
自然のエネルギーが『お前の事が好きだよ
とっても大事なんだよ』って言ってるんだよ」


8e41a7d3.jpg

太陽は、だれも差別しない、区別もしない。
完全に平等であり、万物に愛を注ぐ。
「愛してるよ」
そういう気持ちが伝わってくるのであり
ありがたいな、とこころから思うのだ。
『 You are Loved 』
(あなたは愛されてる)
つまり、そういう事だ。

名古屋城の横を通り抜けたのだが
木々の緑が、ほんとうにイキイキ輝いていて
昨夜の雨と、今日の太陽の愛に
感謝し、呼応しているかのようだった。

7月は文月だが、別名『愛逢月』(めであいづき)という。
愛逢月とは、牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が
互いに愛して逢うという話からできた異称であり
ほんらい季語としては、秋、だ。
昨日の話ともリンクするのだが
旧暦でのお話には、ほぼ2週間ごとに
季節の変化を味わえる日本においては
致命的に違和感があるのだが
愛逢月らしさを感じることができたのだ。

さて、本日ベランダから見た空。
いろんな風向きがあって、刻々と違う空。
きっと何かを示唆しているような気がするのだ。

政治も経済も、日々変化し続けていて
万華鏡を覗き込んでいるような毎日。

「風が吹く」という言葉は、そのままの意味もあるが
たとえで使われる場合も多々あるのであり、もしも
七夕の短冊に、願い事を書くとしたならば
「みんなにいい風が吹きますように」と書きたい、と
太陽なら言うだろう。

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コメント一覧

1. Posted by パルパルwaka   2009年07月03日 01:25
7月2日は
うどんの日

頂いたカレンダーに書かれていた。
2. Posted by ワインセラピスト   2009年07月03日 15:22
■「みんなが美味しいおうどんを食べられますやうに」と
 短冊に書いておきます。

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