2009年10月03日

歴史娯楽映画なのに心臓が飛び出そうなくらいドキドキした

6089d683.jpg「宮廷画家ゴヤは見た」
たぶん、私の視点というのは
人と違うのだろう。
アマゾンのレビューや公式HPを見ても
同じ感想の人がひとりもいない。
物語は1792年、その才能が高く評価され
スペインを統治していた国王や王妃の
宮廷画家としての地位を持ったゴヤの
46歳からの約20年間にあったエポック。
異教徒審判、ナポレオン率いるフランス軍の
進撃、スペインの独立戦争。

権力というものが、いかに危険なものであるかを訴えている。
それに気付かず生きている人、つまり大衆はいつの時代にも幸せで
ある日その権力に潰されそうになった時に、はじめて権力の
危険性や理不尽さ、その果てしない大きさに気付くのだが
もう、その時には遅い、という事なのだ。



演技も衣装も映像技術もとてもすばらしい、だが
こころに残るのは、人間の賤ましさに対する怒りと
今、この時代に生きられる幸運に感謝なのだ。
とはいうものの、劇中で描かれるように
明日は我が身、であり
拷問された少女イネスは、ただ居酒屋で豚肉を食べなかっただけで
人生が変わってしまった。そのシーンと彼女の父親の行動で
歴史娯楽映画なのに心臓が飛び出そうなくらいドキドキしたのだ。

我々だって、たまたま満員電車に乗り合わせただけで
痴漢の冤罪被害に合うかもしれないのである。
いつ自分に降りかかってくるかも知れないのであり他人事ではない。
権力の前では、なんぴとも無力なのである。
そして愚かな権力の行使、その最たるものが戦争だ。

budoubatake at 00:16コメント(4)トラックバック(0)どえりゃあ映画!  

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コメント一覧

1. Posted by ちーどるん   2009年10月03日 03:29
私、これ見たとき、つい1晩で3回リピートして見ちゃいました。
考えることが多くて、なかなか「禁断の愛」まで気持ちが追いつかなくて・・・。
2. Posted by ワインセラピスト   2009年10月03日 03:58
■ああ、それ、凄いね。
 あのふたりの関係に「愛」を感じるまで
 作品を精査するという姿勢がすごいのです。

 彼が最期に、彼女に微笑むでしょ
 そこが「愛」なのであり、尋問にかけられた
 彼女を抱いてしまう神父、それが「愛」だよね。

 気持ちではなく、「理解」だよね。
 理屈ではない部分なんです。

 めっちゃ曖昧なコメント返しで申し訳ないけど
 観た人にはわかるよね。

 いままでプルちゃんと、良い酒飲んでたんで
 めちゃハッピーです。(さらに意味不明か?:笑)
3. Posted by Ako   2009年10月04日 06:03
The film sounds very interesting.

ナタリーポートマン出演っていうのは知っていたけど、観たことないです。
彼女「レオン」で綺麗な女の子だなって思たのですが、大人になってもやっぱり綺麗。

>明日は我が身…
生きている事が当たり前、普通、当然とTake advantage ofな人が多いです。(Please help me…日本語がぁ

Seize the day!好きな言葉の一つです。
4. Posted by ワインセラピスト   2009年10月04日 17:04
■へぇ、「レオン」のあの娘なんだ。
 「Tell me what the truth!?」
 だったかな、その叫びが耳に残ってますね。
 素晴らしい演技力です。
 見る価値あると思うな。

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