2011年06月24日

五木寛之との再会

bd9158f6.jpg友人のお薦めという事で手にした
『大河の一滴』があまりにもビンゴで
のめりこみ、むさぼるように読んだ。
私にとって五木寛之とは高校生の頃
勉強しているふりをして何度も読み返した
『青春の門』のシリーズが原点。
そして『蒼ざめた馬を見よ』や翻訳の
『かもめのジョナサン』などを経て
彼の表現する世界観からは、とても
影響を受けたような記憶がある。それらは
生きる術や理念やワイルドな生命力
清濁併せ飲む大切さや大人の社会を教えてくれる
いわばバイブルのような存在の作家のひとりだったのだ。
しかし、高校を卒業してからというもの
彼の作品にふれる事はなぜかなかった。

30年ぶりに出会う五木寛之は
あいもかわらず立派なたよれるアニキであり
この本からは少なからず元気をもらった。
自分がまるで少年に還ったような気分になり
あたらめて「アニキ!」と呼びたくなるのだ。
30年も忘れてて御免なさいの気分だが
こうしてふたたび影響を受けるのは気分のいいものだ。

多彩なものごとから影響を受けてもひとところには属さず
つねに自分らしく吸収しアウトプットしている。
おしつけがましくもなく、指図もせず
慰めも同調もしないのだがあたたかい。
そういう彼の姿勢にはとても共鳴できるのだ。

「すべては思いどおりになる」そういう趣旨の
開運本がこんにち蔓延っているが『大河の一滴』は
「生きる事は苦しみの連続なのだ」と諭す。
聖徳太子の「世間虚仮」を引き合いに出すまでもなく
まったく共感するものである。

この本は98年に書かれているので、やや
時代背景にギャップがあるが本質は変わらない。
それどころか2011年の今にこそ必要な本だと思う。
よかったら手にとってみて欲しい。
文庫本でたったの500円だ。

続編の『人生の目的』も同時に買ったので読み始めているが
こちらもかなりお薦めだ。


88102483.jpg<追伸>
いろいろご心配をおかけしてますが
事は順調に推移しております。
いましばらく調整させて下さいね。

愛してます。

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コメント一覧

1. Posted by Ako   2011年06月25日 01:10
Nice to see you back on!
2. Posted by ホヌ・マハ郎   2011年06月25日 01:55
■ 
3. Posted by ひろばん   2011年08月10日 20:18
5 こちらでご紹介いただいた、五木寛之さんの本、私も読ませていただきました。さらに、私の読んだ本を葉室宮司のご子息が読まれています。ご感想は、「私が子供の時に父から説教された内容をバージョンアップして、現在の私のために父が書き下ろしてくれたようで不思議な感じです。」でした。
葉室宮司のご本のご縁で、こちらのブログにおじゃまさせていただいている私ですが、ご紹介いただいた、五木さんのご本で新たなご縁が繋がっているのが不思議な感じです。天国の葉室宮司もお喜びのことだと思います。
本当に有難うございます。
4. Posted by ホヌ・マハ郎   2011年08月10日 22:33
■そう!(膝ぽん!)そうなんです!
 本文にも書こうかどうしようか迷ったほど
 葉室さんとの共通部分があるんです。
 しかも、毎度思うのですが葉室さんも五木さんも
 わかりやすく伝える事にかけては
 とんでもなく高レベルですね。
 だから100人が読んだら100の深さや理解度があって
 それぞれのレベルで共振共鳴できる。
 すばらしい表現者であり教育者であり求道者ですね。
 コメントありがとうございます。
 めっちゃ励みになります。
 多くの人に読んで欲しい本なのです。

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