2011年12月13日

誰もがいつまでも16歳じゃない

cfa2f079.jpg彼女は中学校を卒業していなかった。
そういう環境に育って親元を離れ
16歳のころ年齢を偽って独り暮らしをし
アルバイトに来ていた。ある日あまりに
顔色が悪いので病院に行かせると
栄養失調だと診察された。
1940年代の話ではなく黄金の80年代にだ。
店のまかないも食べず、口にするものは
シンナーとポテトチップスだけだったのだ。
そんな彼女と本日レストランで偶然にでくわした。
いっしょに働いていた当時私は22歳。
完全にこどもだと思っていたが
いまや面影はあるもののぽっちゃりしたふつうのおばさんだった。
こどもも居るという。
なによりである。
今冷静に考えてみると年齢も六つしかかわらない。
あたりまえだが誰もがいつまでも16歳じゃない。

彼女がお店で好んでかけていたのがアメリカングラフィティの
サントラ盤だった、しかもこの曲が好きだったな。


The Crests - Sixteen Candles

かつてかかわったお方がしあわせで居てくれるのは
なによりうれしいものである。
こういう仕事をしていると時折りとんでもない輩に出くわすが
みんなしあわせでいてほしいものである。

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コメント一覧

1. Posted by テス   2011年12月13日 01:51
5 テスはこの曲をケントスで初めて聴きました♪
社会人一年生で、友人に仕事帰りに連れていって貰い、ガンガンにツイストしてストレス発散したものでした◎
当時、テスは22歳…若かったぁ(T_T)
2. Posted by ホヌ・マハ郎   2011年12月13日 15:39
■ケントスってのはかつて日本が倭国だったころ
 遣唐使がロックンロールを持ちこんだところから
 けんとうし→ケントス、となまったようです。
 語源っておもしろいですね。
 フィクションです。

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