2012年11月12日

足を運ばないとわからないすばらしい世界があるのだ

336fe04f.jpg『日本のワイナリーに行こう 2013』
すばらしい情報量だぞ、この本は。
永久保存版なのではないだろうか。
いつかここに書いたとは思うが
私がワインに関わる仕事をしているのは
勝沼の生産者との触れ合いが原点だ。
そう。4半世紀以上前になるが
ドイツワインに不凍液を混ぜたものが
市場に出回ると云う事件があった。
そんな頃にはワインを飲む人口は少なくて
導入部分としてのドイツワインの
その理屈抜きに「おいしい!」といえる
魅力に惹かれ、当時働いていたお店が
ワインバーをオープンしたのに
いきなりの逆風が吹いたのだ。

それでどうしたかといえば
安心安全なワインを探す旅に出たのだ。
私のワインの師匠の提案である。
当時の私は彼に対し返事は「はい」か「Yes」の
ふたつの選択肢しかなかったので
勝沼まで運転したのである。

最初、今はないが一宮農協というところで
生産者の生の声を聴いた。
いかに生産者がまじめにワイン造りに取り組んでいるのか
そしてその結果をもとにあたらしい年に対して、つまり
1年単位でしか実験ができないと云う事も踏まえて
彼らの葡萄に対する真摯な姿勢にこころ打たれたのだ。

そしてそのロケーション。
ふつう山といえば杉の木が茂っているイメージなのだが
山の斜面そのいちめんが葡萄の樹と云う
想像を超えた風景にもド感動したのである。

「生産者の気持ちを伝えなくっちゃ!」

そう思わせてくれたのは勝沼の方々なのである。
この本を見てたら、初心に返ってしまい
感動で涙が流れた。
ワインを飲んだことのある人ならすべて
そう、すべての人たちに勝沼に限らず
ワイナリーを訪れてみて欲しいのである。

ワインは工業製品ではなく農作物なのだと
感じる筈だし、その生産者の苦悩や心意気に
きっとこころ打たれると思うのだ。
この本を手に取ったらその30%くらいは
理解できると思うぞ。そして
興味を持ったらぜひぜひ足を運んで
その空気、湿度、そして生産者の醸す
独特な世界に是非とも触れて欲しい。
足を運ばないとわからないすばらしい世界があるのだ。

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コメント一覧

1. Posted by ふみくん   2012年11月12日 21:39
こんばんは。
大島さんのワインの原点は勝沼だったのですね。
僕が日本のワインにはまったのも、2007年11月3日に初めて勝沼を訪問したことがきっかけです。
造り手さんの顔や畑の景色が思い浮かぶって素敵なことですね。

そんなきっかけで、2年おきに刊行のこの本のシリーズは、2007、09、11と家にバックナンバーが揃っています。
2013年版もご紹介ありがとうございます、さっそく買わなきゃです!
2. Posted by ホヌ・マハ郎   2012年11月12日 22:10
■ふみくんほどの頻度では、なかなか行けないですが
 ワイナリーって独特の雰囲気があって良いですよね。
 空気はうまいし。
 葡萄はうまいし。
 人はあったかいしね。
 今は飲酒運転が厳しいので躊躇してしまいますが
 小ぶりの気持のいいワイン宿もたくさんあるから
 そんなところで命の洗濯してみたいです。

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