2013年07月29日

Each one Teach oneなのである

1af0d8b6.jpgNHKで「東北発・未来塾」って
番組を興味深く拝見した。
TPPに対し反対している人の
気持を私が理解できない理由の
最たるものは
1、関税で保護する
2、収入を保護する
3、農協が一括管理する
それらの事で日本の農業が
活性化しているのか?このままで
未来の農業は明るいのか?
と云う事である。

良い番組だった。
岩手のワイン造りを取材していた。
その一帯での葡萄農家およびワイナリーの
若手といわれる人は60代なのだそうだ。
単純に20年後にそれらのワイナリーが
存在しているのかどうか疑わしい。

番組を見ていてひとりの女性の顔が浮かんだ。
彼女はとってもやさしく人懐っこく
気配りもできてよろこびも悲しみも
他人と共有できるタイプの20代の女性だが
うつ病である。

もしも彼女が名古屋の中でも都会のなかで
生まれ育っていなくて土のある場所に居たのなら
きっと迷うことなく農業をしていたのではないのか。
うつ病に苦しまなくても良いのではないのか。
あの愛溢れる思考回路で植物を育てたのなら
奇跡のリンゴでさえ奇跡でなくなるのではないのか。
そう思ったのだ。
自然に触れ、自然とともに生きるだけで
うつ病の症状はぐっと良くなるとも聞く。

しかしながら今の日本の農業のシステムでは
彼女にすすめて起業したとしても
そこにはそうとうなコストがかかり
ハードルが高過ぎるのである。

第二次大戦前には庄屋さんがいて地域の小作人の
面倒を見たものである。いまいちど旧来の
システムに戻して、それは株式会社かも知れない
社長が社員とその家族と地域で生きる。
そんな理想をどなたか政治家の人が
提唱して欲しいものである。
食料自給率もあがり老人が知恵を伝授し
小さな子供を面倒見、働き盛りは
体力をフルに使うことのできる社会だ。

どう考えても60歳代が若手の産業に明日はないだろ。
TPP以前の問題だ。
Each one Teach oneなのである。
ひとにはそれぞれ人よりも長けたものがある。
それを選べないシステムに問題がある。
今こそ士農工商である。
農民は偉いのである。
若い人が参入できる機会をもっと与えてあげて欲しい。

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コメント一覧

1. Posted by 鳥雪   2013年07月29日 08:46
毎日 あっついね〜〜

私の住んでる所は田舎なので 農家の知り合いも多いです
みなさん 一所懸命なのですが あまり努力が報われて
ないのも事実 どちらかと言えば 補償 保証 保障
の確保に躍起になってる方が多いのかな? それだけじゃあ ダメ
な感じがしますよ いろいろ意見はありますけどね
でも 私的には 兄さんの意見に 全面的に賛成だぎゃあ

今年は自然薯栽培に頑張っております
2. Posted by ホヌ・マハ郎   2013年07月29日 21:17
■まいど!
 すこし前が38度くらいあったせいで
 ここんところはすこし過ごしやすいような
 そんな気分になってしまいますが
 明日からまた猛暑のやうです。

 自然薯いいね。
 たらふく食べさせて下さい。

 現場を知らないのに生意気言ってすみません。

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