2013年09月03日

Island Story Vol.3

5c0ea695.jpgハワイの日系移民の歴史は1868年つまり
明治元年にさかのぼる。考えてみて欲しい。
江戸時代の末期に外国に出稼ぎに行く決断。
その勇気が自分にはあるだろうか。
19歳のゼンパン・アラカワ少年が
ワイパフにあるサトウキビ農園で
"飲水配給係" として働くために
沖縄から移住してきたのは1904年
明治37年のことだった。
その後アラカワは1台の
足踏みミシンを手に入れ
既製のシャツやズボンをほどいては
縫いもどすという独学で、縫製を自分のものにした。
そして食材を運ぶためのカウカウバックや
足袋などの商品の他にパラカのワークシャツを
1枚75セントで売り出した。
日本人ならではの器用さと勤勉さであろう。
アラカワが経営する仕立て屋は、後に
ハワイ最大のデパートとなったのである。

このシャツはゼンパン・アラカワの生涯が
イラストとなり柄になっていて、もちろん
彼のトレードマークとも言える
パラカチェックがあしらわれている。
WATER BOYと書かれ天秤棒で水を運ぶ少年は
間違いなくアラカワ少年だろう。
いつどのタイミングで制作されたのかは
定かではないのだがARAKAWASのプリントシャツは
ワークシャツとしてのパラカシャツよりも
ふわっと軽くサラっとした着心地なのだが
ゼンパン・アラカワの人生を羽織る感覚は
不思議とすこしの緊張感をともなう。
「ここぞ」という日に着たくなるシャツだ。

今日のハワイの文化の礎となった
100年以上の日系人の歴史に思いを馳せつつも
目に入った瞬間にはノスタルジックなど感じさせない
時代を超えたデザインの匠がある。

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