2014年09月27日

言語とリズム

5e70413f.jpgハミング・バーズ(HUMMING BIRDS)だ。
今はジャケットも変更になって
『ジャマイカン・カリプソ
「メント・ア・ゴー・ゴー」』
そんなタイトルのようだ。
ジャマイカのメントの名盤。
男性3人組。91年来日時に
メンバーがいちどもレコーディングを
したことが無いと聞いてその
興行主が残した録音なのだそうだ。
ギター、バンジョーとルンバ・ボックスの
素朴なアンサンブルが笑える。

でも、今、この時代だからこそ
ぐっと響く音なのだ。
緻密な計算など無い。
スッカスカの音の中から
独特のリズムがうまれ
素朴なジャマイカの風景が目に浮かぶ。
(行ったことないけど)

このアルバムを聴いていて思ったのだが
言語とリズムってのは密接な関係があるな、と。
フランス語がシャンソンに適していて
英語がロックをロックらしくして
沖縄の言語が沖縄の音階にピッタリ。
そんな事は百も承知であたりまえの事なのだが
ジャマイカ英語の独特な節回しは
スカやレゲエが生まれる前のメントを聴いていると
レゲエが生まれる必然性を感じるのである。

蛇足だが、じつは先日、日本語でハワイアンっぽい曲を作った。
数日たってふと気付いたのは音頭でも演奏できるって事。
日本語は音頭に乗り易いのである。
大瀧詠一師匠の素晴らしさを再確認した。

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