2015年05月18日

祈る事しかできない

ba83c46b.jpg不思議な夢を観た。
夜空を眺めていたら、そこに
きれいな飛行機雲がかかった。
今までの人生の中で、そんな
風景を一度も観た事がないのに。
夢では現実よりもうつくしい。
そしてその飛行機雲を見つめて
「アイツかも知れないな」と
彼に思いを馳せるのだ。
その彼とは学生時代に当店で
アルバイトしていてくれていた
長身でハンサムな好青年であり
仮に彼の名を琵琶湖君としておこう。

琵琶湖君はこどもの頃からパイロットに
なる事が夢だった。ずっとそこを目指して
がんばって勉強してきた。

ところがいざ就職活動を始めると
とんでもない壁にぶち当たった。

民間航空会社は視力が2.0であることが
パイロットのいちばん最初の肉体的条件なのである。
彼の視力は1.5だった。

夢をあきらめる方向に向かいつつあったが
どこからともなく自衛隊なら1.5の視力でも
OKだと云う事を知る。
琵琶湖君は再び猛勉強してめでたくパイロットになった。

優秀な琵琶湖君は今現在、F15戦闘機に乗っている。
ご存知のとおり音速で飛ぶ3千万ドルもする飛行機だ。

マッハの速度で飛ぶ。
想像を絶する世界である。
琵琶湖君は前など見ていない。
地上3000mに障害物などないからだ。
どんな訓練をしているかといえば
自分が敵に察知されていないか360度を見渡すのだ。
前など見ている暇はないのである。
音速で旋回しようものならたいへんだ。
Gがきついので毛細血管がブチブチ切れるそうだ。
体力勝負なのであり30代でギリギリ。
40代のパイロットはほとんどいない。
過酷なトレーニングなので飛行の前の日には
早く寝る、お酒なんてとんでもない、と
琵琶湖君は語っていた。

さて、尖閣界隈や北方ではスクランブル発進の頻度が
格段に上がっていると聞く。ご存知のとおり
日本の法律では攻撃されない限り攻撃できない。
しかしロックオンされたらもう攻撃された瞬間に
30000000ドルとともに木端微塵に
爆破されて反撃などできないのである。

目が醒めて琵琶湖君の事をしばし考えていた。
身近な人間が関係しているかどうかで
法律の良し悪しも価値感もまったく変わるのである。

琵琶湖君には「安全でありますように」そして「狂った
中国人やロシア人のパイロットが出現しませんように」
と残念ながら、祈る事しかできないのである。
有事の時、優秀な奴から死ぬ。

空にあこがれて 空を駆けていく

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