2015年09月23日
感化されやすい私
三島由紀夫に取り掛かるのにあたり
なにから手を付けたらいいのかがわからなくて
wikiってみたら、やたらと長いのであり、それすら
きちんと読むには強敵なのであった。
三島由紀夫恐るべしだな。と思っていたら
「文豪ナビ 三島由紀夫」という本を発見。
三島に関していろいろ解説している。
ガイドブックのような存在だ。
読んでみると、ぜんぜん読める。すらすら読める。
高校生の頃頓挫した記憶はなんだったのだ。
しかも美しい比喩や状況説明のことばのチョイスに
いちいち感嘆と絶賛の嵐である。
小池真理子や花村萬月の三島由紀夫論も
愛と敬意があり、深みがあっておもしろかった。
三島由紀夫。
感化されやすい私なので、その頃にハマっていたら
同性愛も体験しておかなくてはいけないと思ったかもしれないと考えると
彼の作品に興味を持ったのが今で良かったと思うぞ。