2015年11月27日
ニュース番組で悲しい報道以外で涙を流したのは久しぶりだ
「なごや小学校」って学校ができたのだそうだ。
幅下小学校、那古野小学校、江西小学校の3校の統廃合。
歴史ある小学校が幕を閉じ、あたらしい歴史が始まった。と
そういうニュースをテレビで見た。
校歌をつくるにあたって全校生徒と卒業生にアンケートを取った。
歌詞にどんなことばを盛り込みたいですか?すると
「夢」「勇気」「笑顔」や地名などが書かれていた。
その膨大なアンケートをもとに作られた曲。
しかしながら元の三校の名前もゆかりの地名も
校歌に盛り込まれる事はなかった。
しかし聴いた児童は読み取った。
「笑がおで 仲間と はばたこう」という歌詞の頭文字が
江西、那古野、幅下である事に。
そして自分たちの書いたことばがそこここに盛り込まれている。
全員で歌う。
とっても大きな声で高らかに歌う。笑顔で。
数年を過ごした学校はもうないのに。
あたらしい希望に向かっているのだ。
私はそのニュースを見て涙をポロポロ流してしまったのである。
この子たちの30年後を想像してしまったのだ。
成人式やら卒業30年同窓会などをした時に、きっとまた彼らは
大声で校歌を歌うのだろう。だって自分たちが作った歌だもん。
誇りに思うだろう、ずっとずっと。
そう思ったら感動がとまらなかった。
ニュース番組で悲しい報道以外で涙を流したのは久しぶりだ。
中京テレビの「キャッチ!」すばらしいドキュメンタリーだったぞ。