2016年04月09日

ソクラテスはもう何を言っても無駄だと思い、黙りました

9784103364122
















百田尚樹『カエルの楽園』を読んだ。
真っ赤な帯に「これは私の最高傑作だ」と書かれていたので
遅ればせながら手に取ったのである。

結論から言うと、百田さんの最高傑作とは言えないな、である。

1、寓話と云うには直接的過ぎる。
2、カエルが主人公なのであれば『風の中のマリア』のように
 ファーブルも顔負けなほどの観察眼と蜂目線の
 ドラマチックな展開を期待した。
3、『永遠のゼロ』ほどの取材力がない。
4、『モンスター』のように鬼気迫る文章力を感じない。
5、彼がわかってほしいと思っている相手には、きっと
 反感を買うだけで伝わらないだろうと思った。

とまぁ、そんな感じである。
もし私が出版社ならOKを出さない。
彼にはもっと力がある筈なのだ。

『カエルの楽園』を私がプロデュースするなら
かつての大ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』並みに
簡単にする、それは内容もページ数や単価においてもだ。
寓話はそれくらいが良い。

「ソクラテスはもう何を言っても無駄だと思い、黙りました」と云う部分がある。
後半も後半である。ここを読んだ時に『チーズはどこへ消えた?』の
ヘムとホーを思い出したのだ。ソクラテスとロベルトの対比は良く似た関係だ。
そう思った時に「残念だなぁ」と思ったのだ。

読み終えてすぐさま『チーズはどこへ消えた?』を本棚から探し出して
読みなおしてみたら、ほんとうに良い内容の本だ。
自己啓発本の集大成と言っても過言じゃないだろう。
アマゾンで1円で買えるのでお薦めしたい。
もし時間があったらこの2冊を読んでみると良い。
私の気持が良くわかると思うぞ。

budoubatake at 21:30コメント(0)トラックバック(0)座・読書  

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