2017年02月14日

二本立ての情緒

ef47ca0b75f4e0d8695b00a9dc63ac7114324da0













過日の『小さな恋のメロディ』でふと思ったのだが
当時は二本立てはあたりまえだのクラッカーであり
さらに言うのならリバイバル上映だったのだから
単品上映は在り得ない、そういう時代だ。

そこで考えたのだが、さて、同時上映は何だったのか。
まるで記憶の中からすっぽりと抜け落ちていて
思い出せないのである。知ってる人が居たら
ぜひぜひ教えて欲しいものである。

ネットで検索してみると『ベンジー』や『フレンズ』と
同時上映だったと書き込みがあるが、いやいや
私はその両方とも観てはいない。

ひょっとしたら、それはテレビで観たのかも。
そんな推測もこころをよぎる。
いやいや、パンフレットを見ながらみんなで
あーでもにゃぁ、こーでもにゃぁと教室で意見交換をした記憶がある。
いや、それもよくよく考えたらロードショウとかスクリーンといった
映画雑誌だったのかも知れない。
滅茶苦茶に曖昧だ。
そりゃそうである。
40年以上経過している。あはは。
1976年だ。

今思えば二本立てというのは情緒があったしお得だった。
今のように入れ替えに気を使わなくてもいいし
エンドロールに興味の持てない作品までも
トイレを我慢して明るくなるのを待つ必要もなかった。
好きな時間に入って、好きな時間に帰ったら良いという
アバウトな空気感や、どこからかタバコの煙がふわぁっと
舞い上がったりして昭和全開の風景である。
二本立てはぜひとも復活していただきたい世代である。

二本立てと言えば五本立てに触れずにはいられない。
今は亡き円頓寺劇場である。五本立てで800円という
破格の映画館だった。
当時高校生だった私は学生証を提示すれば学割が効くはずなのに
逆に学生証を提示できない映画という事で
一般の800円で入場せざるを得なかった。
いわゆる青春の葛藤である。
しかも、いっけんお値打ちなのだが
そんな映画を五本も立て続けにみるなんてのは
いくら好奇心旺盛な10代の少年でも飽きるのである。
したがって二本が限界なのであり二本立ては正しいチョイスだ。

とても爽やかな「小さな恋のメロディ」がどうして
青春の葛藤に、話が流れてしまうのかは摩訶不思議だが
10代の男の子の葛藤とは、そういうものなのである。
50代が言うのもなんだけれど。

budoubatake at 23:47コメント(0)トラックバック(0)どえりゃあ映画!  

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
Profile
コメントありがとう!
新着!ViVa なBlog
Archives
Moon Phases
livedoor プロフィール
  • ライブドアブログ