2018年11月11日

2018.11.08(その3)

20181108p













そうして開演時間30分押しでショーは始まった。
(並んで待ってもトイレに充分行けたじゃん、である)
セットリストとともにご紹介するが、あくまで主観であり
まったくもって客観性を欠くのでヨロシクである。

オープニングは『A Hard Day’s Night』
最初の1音。
違う。
どうしてだ。あの複雑な和音じゃない。
その第一印象の「?」を払拭してくれたのは
二曲目の『Junior’s Farm』だ。
この曲は当時アルバムに入っていなかったので
シングル盤を買わざるを得なかったのだ。
よってこの曲と『Hi Hi Hi』はシングル盤で
持っていたのである。小学6年生である。
事前情報で『Hi Hi Hi』と『Junior’s Farm』は
ダブルキャストであり、つまりどちらかしかやらない、と
こんちゃんから聞いていたので、残念ながら
『Hi Hi Hi』を聴けないんだと思いながら
『Junior’s Farm』を全力で愉しんだ。
しかし完成度の高いコピーであり、ほぼ
レコード盤のままのアレンジだった。
シングル盤を買ってリピートにして、なんどもなんども
聴いたあの日がよみがえって涙が出た。
そして『Can’t Buy Me Love』
小学生の私にも出せなかった高音域を76歳のポールが
歌っているのだと思うと、そのすばらしさにまた涙。

『Letting Go』だ。どうしてだろう。
居るはずもないリンダの声が
あたまのなかでは同時に鳴っているのだ。
亡きリンダ。
ありがとう。
ここに居てくれてるんだね。涙。

『Who Cares』につづいて『Got to Get You into My Life』
ラッパ隊が良い音出してるのだが、どこにいるのか
どこから音が出てるのかさっぱりわからない。
大画面の中では存在は確認できるがわからない。

『Come On to Me』からの『Let Me Roll It』
アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』のなかでも
ブルーズ寄りの1曲だ。ポールお得意の8分の6拍子。
ギターのリフも構成もウイングスどおり。
ここで思うのである。

ポールほどの創作力のある人が、こうして
40年以上も前の作品を忠実に演奏している。それって
結局、その形がいちばん良い、とかではなくって
オーディエンスの記憶に寄り添っているって事なんだよね。
クリエイティブな人間ってのは、おなじことを
何度もするというのは苦痛でしかなくて、でも
それを敢えてする「奉仕のこころ」、なんだよね。
そう思って、また涙。
 
『I’ve Got a Feeling』は中学1年の時に観た映画
『Let It Be』のシーンが浮かんだ。イントロっつーか
導入部分はほんのり変えてあったが完コピ。
ハンカチは、すでに「おしぼり」くらいの湿度である。

『Let ‘Em In』この曲はタイトルのEが大文字だから
意味が分かんない人が多いのだけれど、昔Yujiが教えてくれた。
Let them inの略なのだと。直訳で「彼らを中に入れましょう」だ。
ほうら、この曲の理解度がたかまったでしょ。
この曲も最初のドアチャイムの音で亡きリンダに
想いを馳せてしまって涙。ポールはMCの時、手のひらで
ウイングスのマークをつくって見せてくれたのだが
後ろの席の関西人カップルの男がエラそうに
「あれはな、ポールが元居たバンドのロゴマークやねん・・・」と
ちょびっと訂正したくなるような解説を始めたので
興醒めして涙が止まった。
ありがたいかぎりである。(辛口)

『My Valentine』『1985』ときて、ピアノにかわり
『Maybe I’m Amazed』だ。
声が出てない、まじか、もうアウトなの?76歳だから?
なのに最後まで歌いきったポールにまた涙。

ビートルズナンバーを挟んできた。
『I’ve Just Seen A Face』
オールオーバーアメリカのツアーがあたまをよぎる。
次の瞬間、まわりのオーディエンスはリズムの表で
手拍子を始めた。
いやいや、この曲で手拍子するのなら裏拍でしょ。
気持ち悪いまま、まわりの醸す重たいリズムで
1曲聴き終えてしまった。
手拍子は要らんぞ。
とっても、もったいない気分に涙も枯れた。
正直、不愉快な思いをした。でも
一般大衆にとっての音楽なんてそんなもんだ、と
自分に言い聞かせ「どうどうどう」である。(辛口)

『In Spite of All the Danger』はビートルズでの
初レコーディングした曲だったと紹介。
ジョージ・マーティンはすばらしい人だった
彼に拍手を!とMC。
もちろん涙。
コールアンドレスポンスの時間もあり大合唱。大満足。

そして『From Me to You』『Love Me Do』『Blackbird』と
ビートルズを連打し、ジョンを偲んで作った曲だよと
紹介しての『Here Today』
しかし、大ビジョンでのタイピングが遅いので
「When John has passed away」って言った時に大画面に
「次はジョンに捧げます」って出たから、変なところで
拍手喝采となって気持ち悪かったぞ。(辛口)
「ジョンが死んだ時」って話で拍手されたら
私ですら気分が悪いのである。
ポールも呆気にとられた事だろう。少しトークに間があった。
『Blackbird』のアコギはすばらしく良い音だった。

『Queenie Eye』『Lady Madonna』そして
『Eleanor Rigby』ここでまた手拍子問題である。
もちろん『エリナーリグビー』は有名な曲。
知ってる曲が出てきたら、興奮する気持ちはわかる。
でも、この曲で手拍子はないだろ。(辛口)
あまりに不愉快で、冷たい視線を浴びせてみた私である。

『Fuh You』を紹介する時には
「シンキョクダガヤ!」と名古屋弁で紹介してくれたポール。
なんてうれしいんだ。そのサービス精神に脱帽。

『Being for the Benefit of Mr. Kite!』聴きながら
この曲はやっぱジョンだよね。涙。
続いての『Something』はウクレレで。
もちろん安定の『Concert for George』バージョン。
ところがエンディングに若き日のジョージが
画面に映し出される。号泣。通り越しての、嗚咽。
ここにジョンやジョージがいない事が悲しい。

そんな私の湿っぽい感情を打ち消すかのように
みんなで歌おう!と『Ob-La-Di, Ob-La-Da』
私レベルに合わせての、セットリストの構成だ。
ここで「デラサイコー!」と、ふたたび
ポールから名古屋弁頂戴しました!感動!

『Band on the Run』『Back in the U.S.S.R.』
そして『Let It Be』とつづく。
オーディエンスはスマホをかざしてポールを盛り上げる。
とっても綺麗。

『Live and Let Die』では、ライブ後に聞いたのだが
正面4列目だった直ちゃんが
「火薬が顔に飛んできて熱かったでかんがや」と
最高の笑顔で苦情を述べていた。

このタイミングでピアノに座ったら決まりだな、と
思ったら、まさしく『Hey Jude』だった。
ええ!もう終わりなの?という思いと
あまりのすばらしさと、オーディエンスの
ずば抜けた協調性にまた涙。

そしてライブ終了。
と見せかけてアンコール。

20181108












ここの場面では、入場時にイスにセットしてあった紙を
掲げろと言う指示だけが書かれていて
「ポールにサプライズのプレゼントです」との事。
二日後にわかったのはこういう事。
日の丸と「Japan Loves Paul」というメッセージだったようだ。
成功イメージを書いておいてくれたら、それなりの
心構えができたのに、ただ掲げろという指示だけじゃ
やらされ感満載なのである。ほんとうに気が利かない主催者である。
でもまぁ結果オーライ。
ポールも喜んでくれたようだ。
しかし、みんな両手がふさがってたから、ポールとドラマーが
日章旗とユニオンジャックを振って出てきても、会場は
「シーン」と静まり返っていて、なんかかわいそうだった。
ポールはみんなが大喜びで拍手喝采!を期待して出てきたから
一瞬ことばがでなかった、ような気がする。
決して感動したから口ごもったわけじゃないと思うぞ。
ほんとうに気が利かない主催者である。

20181108















そして予定通りのアンコールは『Birthday』を皮切りに
『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)』そして
まさかの『Helter Skelter』
ホワイトアルバムのリミックス発売のせいか全37曲の中4曲も!

『Maybe I’m Amazed』で声が出きってはいなかったのに
この曲ではすさまじいヴォーカルを聴かせてくれた。
彼の歌は何色もの声色があるからいろんな部分を駆使して
歌っているのかな、と思ったりしながら号泣。
そして『Golden Slumbers〜Carry That Weight〜The End』

最幸のひとときをポールにもらったよ。
しあわせ。

ポールの愛はすごいよ。1対1×5万人だからね。
僕らはたったひとりに愛を伝えるのもたいへんだけど
5万人のオーディエンスがひとつの塊じゃなくって
1対1に掛ける事5万を2時間半で伝えきれるんだもん。
神の領域だね。

そして我が東区の古出来からドームに続くあの道が
2018年11月8日を境に、私にとって「癒し地」になった事を
ご報告しておきます。

*長文読破、ありがとうございました。

budoubatake at 01:53コメント(0)Beatles  

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