2019年06月19日
ヒッピーに捧ぐ
むかしむかしの話だが、高校生3年生の女の子
当時わたしの働いてたお店にアルバイトさんがいた。
卒業間近で、仕事を終え、明るい笑顔で
「今から彼とドライブに行ってきます!」と
帰って行ったのだが、高速道路で事故をして
運悪く出火し、彼女は亡くなった。
ドライバーの彼は大丈夫だったそうだ。
葬儀の日、なぜかわからないけど、ご両親の顔を見たら
「すみません」と口から出てしまった。
きっと意味はわからなかったろう。
私は彼女が亡くなる数時間前に会っていたわけで
高校生なのに深夜のドライブに行かせてしまった事
なんか引っかかっていたのだろう。
帰り道、クルマを運転しながら思ったのだ。
世界はまるで変ってしまったのに
目の前の景色はまったくいつもどおりではないか。
なんでなんだ?
あたりまえなのだが、すごく違和感があった。
清志郎のこの歌を聴くたびに彼女を思い出すのだ。