2020年05月03日

古酒

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キャセグレイン シラーズ'86
親戚の家を訪れたら、むかしむかし
旅行の時に買ったお酒がたくさんあるから、と
何本も持たされた中にワインがあった。
Shirazと表記がある。
オーストラリア産というのは
知らずシラーズのうちにわかってしまったが
はてさて、34年を経て飲めるものだろうか。
でも、箱に入っていたので、ひょっとしたらという
淡い期待とともに抜栓してみた。

まずは、立てて一日放置。
澱が瓶底に沈むのを待つためだ。
念のため冷蔵庫に入れた。
なぜなら、かつて自分より年上の
シャトーマルゴーをワイン会で抜栓した瞬間
ドブの匂いが蔓延した苦い記憶があるからだ。
ひょっとしてそこまで行っていたら
すこしでも匂いの拡がりを防ぐため冷やした。
抜栓の時が来た。
キュイ、キュイ。
なんの抵抗もなくスクリューが進む。
悪い予感。
リコルクしてないのだから
ボロボロになっている可能性がある。
抜き始める。
2cmほどあがった。
ほっと胸をなでおろす。
その瞬間。ブツっと切れた。
もういちどスクリューを刺しなおす。
そっと持ち上げたがほんのり残った。
恐る恐るアイスピックで引っかける。
抜栓成功!
グラスに注いでみる。
ちゃんと澄んでいる。
濁りはワインの劣化の顕著な例なのだ。
香りは悪くない。
エッジがオレンジがかって熟成を物語る。
飲んでみると酸も渋みも丸くなってはいるが
悪くない。八千草薫といった風情である。
3人で飲もうという事だったのでグラスに注ぐ。
その時初めて危険を感じた。
最後の一杯が濁っていたのだ。

友人は「おいしいですよ」と飲んでいたが
私はグラス半分で失礼した。

残ったワインはコーヒーフィルターで濾して
リンゴのコンポートに使った。

古酒。
当たれば至福。
外れたら地獄。
今回はどちらでもなかったので
良しとする。

今買うと1本2千円くらいのワイン。
34年前は倍くらいしたのかもしれないな。
でなきゃ取っておかないもん。




budoubatake at 18:12コメント(0)ワイン  

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