気軽なデイリーワイン

2020年12月31日

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年始にお薦めしたいのはこいつだ!
ドメーヌ・ダンデゾン。
この生産者のワインを取り扱うようになって
はやくも四半世紀が過ぎた。

南フランス、コート・デュ・ローヌ。
葡萄はグルナッシュ、シラー。
清澄濾過をしないので色合いも濃い。
牛のラベルが2021年の干支になるので
おすすめなのだが、いえいえそれだけじゃない。

やさしくエレガントな味わい。
マリアージュもおせち料理から鍋
すき焼きまで広く対応する。
もちろん食後のチ−ズと合わせても良いだろう。

良いお年をお迎えください。
うっしっし。





budoubatake at 20:13コメント(0) 

2019年11月18日

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Beaujolais Nouveau'19 est Arrive!
空輸便で「穫れたて」が到着。
(抜栓は木曜日以降です)
30年ほど前は、当日に酒屋が
うやうやしく運んできたものだが
ブームとなり前日に届くようになり
定着した今となっては木曜日まで抜栓できないのに
月曜日に届く。

創業以来ずっとこの生産者のヌーヴォを扱ってる。
2015年、栄えあるグランプリを受賞。
(トロフィー リヨン ボージョレー ヌーヴォー2015)
数ある生産者のなかのナンバーワンを獲得した吉報は
自分が認められたような気になってうれしかったぞ。
いちごの香りがチャーミングな昔ながらのボージョレ。

ボージョレには「田舎風パテ」ですがね。
レストランでヌーヴォを飲むのなら
「まずはパテをもらおうかな」などと言えば
ちょっとわかってる客を装えたりするぞ。
Let's try!

budoubatake at 10:45コメント(0) 

2018年07月02日

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ブルベリー、ポルタル・デル・モンサン
スペイン産、カタルーニャ州の赤ワイン。
ガルナッチャ50%、シラー30%、カリニェーナ20%。
ALC.14.5%もあるけど、程よい果実味と濃さ。
タンニンは柔らかくバランスのとれた味わい。

このエチケットの象徴するとおり、飲めば飲むほどに
色とりどり、いろんなベリーの味わいが愉しめる。
原料はブドウなのに、どうしていろんなベリーなのだろうね。
本当にワインっておもしろい。

ストロベリーフィールドで風祭東と飲みたいワイン。
ってことで仕入れてみたワインなのだけれど
ライブ当日飲んでくれたみなさま、ありがとう!

ダウンロード (1)

budoubatake at 20:23コメント(0) 

2018年06月15日

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暑い日におすすめはソーヴィニヨン・ブランだ。
シャトー・ドゥ・クーセルグ南仏ラングドック。
ハーブの香りと柑橘系の味わいが
清涼感をもたらせてくれる。

肉味噌冷奴にちょいと檸檬のピールをまぶすだけで
日本の夏にぴったりの味わいになるぞ。

budoubatake at 20:39コメント(0) 

2018年06月07日

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突然ドイツワインが飲みたくなって
10年ぶり以上経つだろうか
ひさしぶりに仕入れてみた。

このワインは私の原点ともいえるワイン。
こいつと知り合わなかったら
ソムリエにもなってないし、葡萄畑もなかった。

初夏に最適。
ジュースのようにガブガブのめちゃうのだが、ジュースなら
そんなには飲めんだろ、ってくらいの飲み口だ。

リープフラウミルヒとは聖母の乳の意。

budoubatake at 20:42コメント(0) 

2017年06月05日

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スペインはD.O.モンサンの赤ワイン。
見た目のとおり、その名もBLAU(ブラウ)
英訳すればBLUE、だ。

このキラキラのせいだろうか、女性の人気が高い。
エチケットを見て決めてしまうほどである。

内容はどうかと言えばほんのりフレンチオークが香り
やや濃縮感があり、力強いが料理の邪魔をしない
適度なバランスに好感が持てる。

こんなショッキングなブルーのエチケットを見れば
つい聴きたくなってしまうのは「ヴィーナス」だろう。
バナナラマがカヴァーしてDiscoで大ヒットしたのも
記憶に新しい。
んっ?!
つい先日の事だと思っていたがカヴァーしたのは
1986年だそうだ。よくよく考えたらDiscoすら死語。
30年かよ・・・・・
やれやれ、である。



2016年01月15日

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メスタ・テンプラニーリョ・ボデガス・フォンタナ'13
くるくると目が回ってしまうエチケットだが
女性の目線は違う。
「かっわいい〜〜〜〜っ!」と大好評である。
ベリーの風味豊かなカジュアルワイン。
サラっと飲めるから食中酒らしい食中酒。
しかも万能選手だ。

2016年01月10日

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ロッカ・イ・モッラ・ネグレNV
スペイン産のカジュアルワイン。
名前がロックンローラーのようで好感が持てる。
葡萄品種はガルナッチャ40%、テンプラニーリョ40%、スモイ20%
やさしい口あたりとタンニン、そして深くベリーが香る。
ボージョレ地区のやや高級ワインに匹敵する味すじなのだが
値段は半分だ。うれしいぞ。

会わせたい音楽はやはりロックンローラーだろう。



2015年10月15日

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クロス・デル・ピニエル・ネグレ'12
スペインはカタルーニャの赤ワイン。
ガルナッチャが40%、その他カリニェーナ、シラーの混醸だ
チェリーのような香りといちごキャンディのような香りに混じって
複雑でスパイシーなイメージ。くちあたりはやさしいが
ボディもありタンニンもバランスが取れている。
カジュアルに楽しみたい。
なによりも、このエチケットがかわいいではないか。
お洒落なボトルデザインだと、それだけで美味しく感じてしまう
ミーハーな私である。

2015年10月09日

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ブルゴーニュ・アリゴテ'10エミール・シャンテゼ
香りの第一印象からシャープな印象。
ほんのりナッツが香る。
口に含むとミネラル感漂いスーパードライな味わい。

ブルゴーニュを名乗れる葡萄品種はふたつしかない。
シャルドネとこのアリゴテだ。
前者の知名度があまりに高いために見過ごされがちな
このアリゴテなのだが、じつはワインカクテルで有名な
「キール」ってのは本流ではこのアリゴテを使う。
もともとクレーム・ド・カシスもブルゴーニュ産なのであり
戦略的に創造されたワインカクテルなのであるが
キールの発祥はブルゴーニュなのである。
しかしキール・ロワイヤルはシャンパーニュを使うのだが
その発祥はなぜかオーストリアのウィーンである。
おおしまくんの豆知識コーナーである。
ちゃんとしたキールを飲みたいと思った人。
今がチャンスである。

2015年09月29日

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ひさしぶりに美味なミュスカデに出会ったのである。
フランスワインの中でも安価であるがゆえ
どことなく敬遠しがちなワインだが、こいつはうまい。
ミュスカデならではの清涼感はしっかりとありつつ
味わいも深みもある、そしてミネラル感はやや控えめだ。

今の季節なら秋刀魚と味わうのが正しい。
そうそう、そろそろ鱈も魚屋に出回り始めたから
鍋なんかもそうとうにマリアージュすると思うぞ。
牡蠣にも最高。
ガーリックシュリンプにも良い。
うん、いいね。
カジュアルに食す魚介類には最高のワイン。
風に吹かれつつハワイの屋台で飲みたい。

2015年09月28日

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気軽な手軽なスパークリングワイン。
イタリア産でその名もジュリエット。
薔薇色のワインにその名はあまりにもベタではあるが
意外にもスッキリと辛口でボディもしっかりある。
しかしながらガブっといけちゃうから注意が必要だ。

スパークリングワインってのはあとから急に酔いが回るのを
お客さんを見ていると顕著にわかるのである。
ケンシロウいわく「お前はすでに死んでいる」
つまりそういうことである。

読書の秋にシェイクスピアや北斗の拳を読む日にお薦めだ。

2015年03月13日

d6f54a57.jpg金城高校から東区泉2丁目と3丁目の
境界の南北の道が日々ピンク色に
染まりつつあるのだ。
季節外れの雪が降ろうが
爆弾低気圧が来ようが
桜は咲くのである。
そんなさくらを愛でながら
飲みたいのはやはり
ピンク色のスパークリングだ。
マス・デ・モニストロル・カヴァ・ロゼ
セレクション・エスペシャル・ブリュット
安くてうまいぞ。

春の陽気にピッタリなのはこいつ。



2014年10月17日

fe1a726a.jpgロテ138ドウロ・ティント'12
ポルトガルの赤ワイン。
ひさびさの大ヒット。
うまいなぁ。
エチケットも洒落ている。
生産者はキンタ・ドス・アヴィダコス。
キンタというのは葡萄園だそうだ。
そこで思い出すのは
「金太マスカットナイフで切る」
なのであるが葡萄品種は
トゥリガ・ナシオナル、ティンタロリス
などでありマスカットは使わない。

2014年10月16日

0ee84694.jpgチリ産ながらもフランスを意識した
高級感のある赤ワインだ。
重厚なボトルに詰められ
エチケットのデザインが
またソソるのである。
凝縮されたカシスやブラックベリー
そしてアルコール度数は14.5%!
「どうして2番じゃいけないんですか」
蓮舫がそう詰め寄ったとしても
ゆずらない気迫を感じるワインだ。





2014年07月22日

d4f4ac76.jpgヴィーニャ・レ・コステ'07
イタリア、バローネコルナッキア家
のモンテプルチアーノダブルッツォ。
熟成した味わい。
豊かだが決して味わいを邪魔しない
樽の香りと果実味とタンニンが
良いバランスで溶け合っていて
「良い酒だ」という第一印象。
一目惚れならぬ一味惚れである。

2014年07月21日

b2ccbf57.jpgVdPドック・ピノ・ノワール'13
南フランスで産されるピノは
ブルゴーニュとはまるで異なるが
値段も3分の1ほどなので
そこは笑って許してしまおう。
品種特有の梅っぽいニュアンス。
意外にしっかりとしたタンニン。
美しい色合い。
最初のひと口はすこし物足りなさを
感じるのだが、飲みすすめると
妙にやさしさがクセになる。

少し冷やし目のほうが良いと思うが
ガブガブいっちゃいそうなので
それもどうかという具合である。
渋みの少ない赤ワインをご所望の方に
超お勧めである。

2014年06月30日

e391dacb.jpgVdPドック・シャルドネ'12
このワインとの付き合いは
かれこれ10年以上だ。
なぜならどう考えても
価格以上の品質なのだ。
南フランスだからといって
質より量のヴァラエタルのように
みられがちなのだが全然違う。
繊細さはブルゴーニュ並いや
下手なブルゴーニュブランを
飲むのならこちらが断然
シャルドネらしさも豊かだ。

この新しいビンテージは
今までよりもさらにシャープな印象。
キリっと冷やしてゴクっといきたい。
真夏のシャルドネだ。

2014年06月21日

eb33d730.jpgジェルソ・ネーロ'12
イタリア、プーリア州
スパイシーな赤ワインが
お好きな方にお勧めだ。
余韻も長く芳しい。
このエチケットで連想するのは
ジャック・ジョンソンだ。
浜辺で夕暮れ時にキラキラと
輝く水面とこのアルバムを
肴に飲みたいワインだ。
星が見えるまで。




2014年03月29日

880b853b.jpgトレッビアーノ・ダブルッツォだ。
ファルネーゼの造るそれは
まったくもってけしからんほどの
コストパフォーマンスなのだ。
極めて濃い味わいでありながらも
スッキリと爽やかな飲み口。
ややトロピカルな香り。
なんとも頼もしい。
今年からエチケットが変わり
さらにおしゃれになった。
「この点字は何書いてあるのですか」
そんな質問をしたのは私だけだろうか。

過日、5人組のおっさんに二軒目使いで
ご来店いただいた。好みのワインを聞くと
赤ワインで一致したので、葡萄品種や
原産国にお好みはあるだろうかと
さらに深く踏み入ったら「シャルドネで」と来た。
お、突っ込んで欲しいんだなと思い
「シャルドネで赤ワインは作れんでしょ」と
名古屋弁で明るく返したら
場がシーンとしてしまって困ったぞ。
まだまだ修行中の私である。

2014年03月09日

a83a5ad3.jpgエスピノ・シャルドネ'12
チリで産されているが生産者は
著名なシャブリの造り手
ウィリアム・フェーブル。
この味わいには驚くぞ。
シャルドネの特徴がドンズバだ。
石灰質のミネラルな感じ。
檸檬の香りと蜂蜜。
すっきりとしたドライな味わいと
厚みのある飲みごたえも充分だ。
ブラインドテイスティングで
これを外す人はまずいないだろう。
それくらいにシャルドネの魅力が
存分に楽しめる1本だ。

ドンズバでババンバ バン バン バン♪
いかりや長介と温泉で飲みたいワインだ。

2014年03月08日

be35d873.jpgドルチェット・ダルバ・アンジェリ
イタリア、ピエモンテ産。
生産者はロベルト・サロット。
まずはこの見た目で買い!だ。
味わいはとてもドライで
スッキリとしている。
こういう赤ワインこそが
料理と相乗するのだ。
アンジェリといえば
君はバレリーナ、としか
言いようがない。
NYから流れてきた寂しげなエンジェルだ。





2014年02月22日

7adc3b08.jpgセドラス・ル・ブラン'12
フランス南西地方のコート・ド
ガスコーニュで産される
爽やかな白ワイン。葡萄品種は
ユニブラン、コロンバール。
檸檬のようなニュアンスと
次に桃とラムネのような
味わいにちょっぴり甘みを
予測するのだがスッキリと
ドライな味わいでとても
バランスのいいワインだ。
しっかりとしたボディもあり
5月頃じゃぶじゃぶ飲みたいワインだ。
セドラスという名から連想するのは
名古屋弁の「知っとりゃーす?」であり
訳すれは「ご存知ですか?」である。

2013年11月18日

f316d2ce.jpgファルネーゼ ファンティーニ
サンジョヴェーゼ'12
テッレ・ディ・キエティ
この価格でこの味わいか、と
ため息の出るワインだ。
安過ぎるだろ。
価格はデイリーなのだが
守備範囲の広いワインだ。
これからの季節
ポットラックパーティなどには
大活躍するワインだ。
これを持って行ったら
「奮発したねぇ」と言われそうである。

2013年11月13日

a013a71b.jpg見た目は高級そうなのに
おいしく気軽なボルドーだ。
Ch.サン・ジャック'10
ボルドーシュペリウールの
表示があるのだが実際は
マルゴーの境界なのだそうだ。
ぎりぎりアウトのマルゴーは
意外にも力強い味わいで
タンニンとのバランスも良く
すべてが溶け合った味わい。
日本ならすき焼きに合いそうだ。
そうそう、すき焼きにワインを
合わせる時のポイントを教えよう。
ま、鍋でもそうなのだが
ホールのブラックペッパーを
数粒いっしょに煮る。
そうするとおどろくほど
ワインとの相性が良くなるぞ。まじ。

2013年11月12日

2888cc7f.jpgプリミティーヴォ・プリアコ'10
ロッカ・ディ・モリである。
サレント州で産される伊産の
赤ワインだ。この生産者は
どのワインも凄く濃い。
グラスに注ぐと透けて通らない。
深い赤紫を通り越してすでに
黒ワインと言っても良いくらいだ。
味わいはとても濃縮感があり
煮詰めたブラックベリーのような
味わいで南イタリアらしく
太陽をしっかりと浴びた味わい。
見た目も素敵だ。
アラン・ドロンと飲みたいワイン。






2013年11月09日

f5a28c78.jpgキンタ・ドス・アヴィダコス・ドウロ'10
とうとうポルトガルの赤ワインも
流行の味わいになったのね。
なめらかな口当たりと濃縮感。
最初のひとくちは酸が強く
感じるのだがその後は
それがいい具合の味わいに思える。
飽きの来ない味わいだ。
表題に意味は無い。







2013年08月09日

7a4a4e4e.jpgVdP・ド・ヴォークリューズ
メルロー・カベルネ'11
葡萄は他にシラーも使用され
各3分の1ずつなのだが
なんたるバランス。
フルーティでありながらも
そこはかとないすっきり感。
南フランスのワインこそ
こんな季節にピッタリだ。
すこし冷やし気味が良い。
冷蔵庫に入れておいて
飲むすこし前にテーブルに
配置しておけば丁度良い具合に
たのしめると思うぞ。
このワインにかかわらず
猛暑の日にはそれなりの
ワインの愉しみ方がある。

budoubatake at 00:21コメント(0) 

2013年07月14日

f3d18086.jpgジャンブスケ・シャルドネ'12
アルゼンチンで産される白ワイン。
ナチュラル・オーガニック展示会で
777本の中から金賞を受賞した実力。
でもそんなことはどっちでもいい。
うまいか否かである。
ニューワールドにありがちな
シャルドネを樽の風味で台無しに
する生産者とは異なり樽を
最小限に使いこなしフレッシュで
ありながらもファットで力強い
味わいを見事に造りだしている。
収穫は手摘み。産地はメンドーサだけに
「面倒さ」と生産者は語る。(ウソ)

フレッシュなオレンジの香り。
厚みのある味わいはつめたく冷やした
冷製オードヴルからグラタンまで
ひろく相性抜群だ。日本の夏なら
生姜醤油で食べる焼き茄子。
スパイシーなカレーライス
麻婆豆腐や海老チリなどでも
おいしく飲めそうだぞ。

2013年07月12日

d49fae4a.jpgマ・ラ・カーブ'10コート・デュ・ルション
葡萄品種:シラー(60%)、グルナッシュ(30%)
カリニャン(10%)でありフルボディある。
「右曲がりのダンディ」と名付けた。

2013年07月05日

279bc678.jpgとても蒸し暑い。
サウナに入っているように
カラダがくたびれてしまう
こんな季節のお薦めしたいのは
ドイツはモーゼル地方の
辛口白ワイン。
バルテン・リースリング・トロッケン。
ほんのりやわらかな白い花の香り。
洋梨や蜂蜜をも感じるが
ふつうのトロッケン以上に
辛口仕立てであり爽やかだ。
このボトルのデザインも
濃いレモンイエローとボトルの
グリーンのコントラストが
エチケットと相まってナイス。

見た目も中身である。
つめたいお料理とともに
このワインを食卓に添えたら
食欲増進間違いない。

夏バテにはバンテリンよりもバルテンがお薦めだ。
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、(V)o¥o(V)」
それはバルタン星人である。

2013年06月22日

ea518f1b.jpg最近、ようやく赤ワインブームの
渋い、重い赤ワインの呪縛から
ようやく皆が解き放たれ
TPOでワインをチョイスできるようになり
ソムリエとしてはとてもうれしい。
爽やかな白ワインは食事をおいしくする。
さらにいえばココで言うTPOは
Time Place Occasionではなく
とってもポイント高いでおます。
京都弁である。

2013年06月15日

e0aa3058.jpgそうとうに蒸し暑いぞ。
そんな日にも赤ワインは常温とか
言ってたら時代遅れである。
そんな日のための赤ワインをご紹介しよう。
産地はゴッドファザーのシチリアだ。
ザブ・ネーロ・ダーヴォラ
葡萄品種はネーロ・ダーヴォラ(100%)
ミディアムボディの表記だが
とても濃い。そしてフルーティ。
こんなワインこそ冷やして旨いのだ。
夏には夏のワインを!である。

2013年04月19日

8ec025b0.jpgVdPドック・ピノ・ノワール'11
シュマン・ド・マルキエール
しっかりとした果実味とタンニンは
ブルゴーニュでは味わえない
南仏ならではのあじわい。なぜなら
ピノ・ノワールという葡萄は
冷涼な土地でしか育たないのだ。
じゃぁ、である。
南フランスが持つ
温暖なイメージというのは誤解で
ニースなどのリゾート風景や
いろんな映画のシーンで
あたたかな風情を思い浮かべてしまうが
季節風で冷涼な土地もあるのだ。

だがやはりブルゴーニュやシャンパーニュと
比較するのならまずもって色合いが違う。
ボリューム感もあるがバランスは良い。
香りもゆたかだ。繊細さは欠くかも知れないが
体験しておいて損はないワインだ。

2013年04月13日

8111f3ec.jpgパルデバジェス・ティント'11
スペイン産の赤ワイン。
プリエト・ピクードという
見た事も聞いた事もない
葡萄品種が100%だったので
思わず購入してみた。
すんごいボリューム感。
Alc13.5%以上に感じる。
カシスっぽい、とても濃い
ベリーのニュアンス。
タンニンはやや強いが
バランスは良い。
洗練された味わいというよりは
ワイルドな雰囲気を持っているから
お料理もただ焼いただけのお肉とか
冷蔵庫の残り物をふんだんに使った
パスタ料理とか、そんなかんじが
いいんじゃないのか。
よって体調の良い日にお薦めのワインだ。
体調といえばキリヤマ隊長だ。
ウルトラ警備隊と飲みたいワインである。

2013年03月24日

a89463ae.jpgセヴェンヌ・ブラン'11は
フランスのラングドック産。
さわやかなソーヴィニヨンと
ブールブラン、ルーサンヌ
ヴィオニエといった南仏らしい
白葡萄を使用している。
なにしろこのエチケットが
カワイイではないか。
しかもスクリューキャップであり
中身を連想させるキャンディーグリーン
まさにピクニックワインだ。

海辺近くでコンビニに寄って
適当に買ったお弁当などと
いっしょに味わっても良いくらいの
カジュアルな味わい。
好きな味。

2013年03月23日

9b65891a.jpgVdP・ド・ヴォークリューズ
メルロー・カベルネ'10
葡萄は他にシラーも使用され
各3分の1ずつなのだが
なんたるバランス。
フルーティでありながらも
そこはかとないすっきり感。
春の陽気が似合う赤ワインだ。
南フランスのニースはNICE。
ニース空港に降り立った時
いきなり「ナイス!」と
書かれていて驚いたが
それは英語読みでありニースだった。
南フランスのワインを飲むと
ニースの海岸が目に浮かぶ。
早く海岸でワインが飲みたいぞ。

2013年03月22日

834b8fbf.jpg春に飲むのならロゼだろう。
ロゼに決まっている。
フランスのロワール地方の
ロゼ・ダンンジュ。
こいつが良い。
ほんのりと甘みを残した味わいは
日本の食卓にピッタリだ。
ダンジュといえば市川團十郎を
連想する方も多いとは思うが
歌舞伎とは関係なく、つまり
ロゼ・ド・アンジュであり
アンジュでつくられたロゼの意だ。

歌舞伎といえば桜だろう。
桜といえばピンクであり
やっぱりロゼに帰結する。
三段論法である。

さて、團十郎さんとはもう飲めないが
海老蔵さんご長男お誕生おめでとうであり
ロゼ・ダンジュで乾杯したいものである。
彼がテレビに映るたびに
「あ、目の充血治ったのね」と
いつまででも思ってしまうのは私だけだろうか。

2013年03月17日

ea8e768f.jpgピポリ・ロザート'12
イタリア、バジリカータ産。
まずはこの美しい色合いに
こころを奪われる。
そして香りは華やいで
チェリーや梅やベリーの香り。
ほんのりと甘みを感じるが
全体のバランスが良いせいで
スッキリとしたあと口だ。
こういう良質の辛口のロゼは
日本の食卓にはピッタリで
焼き魚から寿司やカレーライスすら
美味しくすると思うぞ。
個人的には焼き鳥で味わいたい。
そんな色とあじわいだからこそ
お花見にはピッタリだと思うぞ。

ピッタリな音楽はこれだろう。



2013年02月10日

a3a2a081.jpgカオール・セードル・エリタージュ'10
葡萄品種はマルベックが95%とメルロー。
カオールというのはフランスの南西地方
ボルドーの上流である。何が薫〜るのか
といえばカシスやスミレやスパイスの
複雑な香りなのでありフルボディ表示だが
くちあたりがサラっとしているので
拍子抜けするかもしれないがそこはかとない
上質さを感じられるはずだ。
カオールといえば薫の君であろう。
光源氏の次男でありながらも
その出生の疑惑や浮かばれぬ生涯は
歴史的にボルドーに虐げられた
カオールとおなじく同情してしまう。

2013年02月09日

639437d6.jpgピポリ・ビアンコ・グレーコ・フィアーノ'12
もうすでにイタリアから2012ヴィンテージの
ワインが届いたのだがフレッシュではあるが
若々しさよりもそのトロピカルな香りや
味わいに驚かされた。青リンゴや
柑橘系の向こうにパイナップルを
感じるのだがきわめて辛口の白ワイン。
どんなお料理を合わせようか、と
考えていたが、そんなことよりも
海を眼下に青い空を見ながら味わいたい。
そんなワインなのである。

2013年02月08日

ce73f885.jpgCh.デ・ゼサール・ブラン'11
お客様がひとくち飲むや否や
「ソーヴィニヨンブランと
セミヨンですか」と語りかけてきた。
ブラインドでそこまでわかるなんて
とんでもないワイン通だな、と
身構えたら、ちゃんとおおきく
エチケットに書いてあった。
大笑いである。
ちなみにこのワインのセミヨンは
10%なのだが、ほんとうに
それだけでも存在感があるのだ。

セミヨンといえば空蝉を思い出す。
源氏が17歳の時に恋した女性だ。
夜這いをかけるが蝉の抜け殻のように
うす衣ひとつ残して逃げられてしまう。
源氏物語の登場女性の数と葡萄品種の数を考えた時
その存在感においてセミヨンと空蝉は共通項なのである。
蝉繋がりでもあるが。

2013年01月16日

72fa3adc.jpgバルベーラ・ダスティ・ネイラーノ'10
ピエモンテのDOCGだ。こいつは
とても濃厚で、と言っても北イタリア
の味わいにしてはという意味だが
ファーストアタックでビックリだ。
ALC.も13%あり、ミディアムボディの
表示であるがフルボディと思って良いだろう。
アメリカ市場を意識しての味わいなのか。
最近はこういうワインが多くて
その土地の土地らしさというか
世界がとても狭くなっている印象を受ける。
頑固に味を守る生産者に好感を持つのは
私が頑ななのかも知れないな。
おっと。
そういえば昨夜「おおしまさんは女子力高い」と
不思議な評価を受けたぞ。
意味は不明なのでよろこんでいいのか
悲しむべきなのかよくわからない。

2013年01月11日

f4554767.jpg安価なのに滅法うまいワインを
探し出す才能がある私である。
スペイン産のドラゴンレゼルヴァ。
こいつもとてもナイスだ。
適度な樽香は黒糖を思わせ
ダークチェリーやブラックベリーを
彷彿させる味わい。色は濃く
透けて通らない。香りは中庸で
ちょうどいい濃さの味わいだから
じゃぶじゃぶ飲める。
夏なら冷やして美味しい赤ワインだ。
ブルース・リーと鏡の部屋で飲みたいぞ。

2012年11月20日

5ca333d3.jpgイタリア、トスカーナの
モリスファームズの造る
マンドリオーロ'11
葡萄品種はサンジョヴェーゼ80%と
カベルネ、プティ・ヴェルド。
とても親しみやすい味わい。
ワインは食中酒である、と
言わんばかりの味わいで
どんなお料理にも相乗しそうだ。
特に主張しないのに脇役に徹する
その姿勢からは名脇役の称号を与えたい。
バランス良く調和したその味わい。
モリス持てばスーパースターも夢じゃない。

脇役といえばこの曲だろう。
たった40秒のビデオってのがシブい。




2012年09月16日

6e96ce08.jpgモンテプルチアーノ・ダブルッツオBIO
イタリア政府のオーガニック認定機関
C.C.P.Bの認定の有機ワインだ。
B10ではなくビオワインである。
生産者ファルネーゼの味わいどおり
濃厚でフルーティだがバランス良く
ボリュームもあって親しみのある味わいだ。
透けて通らない濃い色合い。
ブラックチェリーやカシスっぽい味わいと
樽がよく調和している。
すこし温度は低めのほうがたのしめそうだ。
スクリューキャップなのでナイトキャップに
少しずつ養命酒のように愉しむも良し。だ。
お酒に強くない人でも親しめる味わい。

スクリューキャップといえばスクリューフェイスだろう。
ジャマイカで言うそれはひねくれた顔のルードボーイを指す。
素直な親しみやすいワインとの相性は抜群である。



2012年09月10日

52469205.jpgファルネーゼ・ピノ・グリージョ'10
すっきりとした辛口なのにあと味に残る
白桃やパイナップルのトロピカルな味。
檸檬などの柑橘系のニュアンスと
オイリーな飲み口は秋刀魚にピッタリだ。
大根おろしにお醤油ではなく時には
オレガノなどのハーブをまぶして
トマトソースで味わってみて欲しい。
あたらしい世界が広がるぞ。
BGMにはコイツが良い。




2012年09月07日

f47ed370.jpgとんぼのメガネはみず色メガネ。
ラ・ドモワゼル・ド・ソシアンド・マレ'08
オーメドック・クリュブルジョワセカンド
抜栓した瞬間にあたりいちめんに香るのは
馥郁とした果実の香り。煮詰めたプルーンや
ブラックベリーの味わいがあるが
ファーストアタックはやや控え目。
喉をとおったあとに、その余韻の長さに
うっとりとしてしまう。
秋になると飲みたくなるワインだ。
いつの間にかエチケットがすこし変わった。
前のほうが良かったのに残念だ。

合わせたい音楽は当然マイケル・フランクスだろう。
都会的リゾート音楽とでも言おうか。
おしゃれな世界を構築するぞ。
少しだけ灯りを落としてみたりして
とんぼ2本立てで愛を深めてくれたまへ。



2012年08月25日

1caaf01e.jpgル・ブラン・ヴィオニエNV
南フランスで産される爽快な白ワイン。
ヴィオニエ(90%)はジゴンダスとヴァケラスから
ルーサンヌ(10%)はヴァケラスからの葡萄。
生産者はベルナール・ビュルル。
カタカナにすると妙な感じだがBURLEであり
この場合のルルはRとLである。
裏ラベルに甘さのある口当たりと書いてあるが
微塵も感じない。とてもシャープな味わいで
グレープフルーツのようなあと味がある。
南フランス特有の味と香りがあって、いかに
テロワールを大事にしているかがわかる。
とても好感のもてるワインだ。
新鮮な海の幸と味わいたい。

このワインのエチケットを見た瞬間
この曲があたまの中で鳴りだした。



2012年07月31日

05bac71d.jpgピポリ・ビアンコ・グレーコ・フィアーノ'11
イタリア、バジリカータの白ワインだ。
とてもすっきりドライな味わいなのに
口に含んだ瞬間には杏や白桃や
パイナップルそして柑橘フルーツなど
あれこれトロピカルな味わいが顔を出す。
まだ少し若くて微発泡にも満たない
発酵が落ち着く前のプチプチ感があるので
少し寝かしたらどんな味わいになるのか
とても楽しみにしている。
葡萄品種はその名のとおりグレーコと
フィアーノを半分ずっこ。
名古屋弁で言うなら「もうやっこ」である。

とてもトロピカルな味わいなので、すすむ君お薦めの
フラワーアレンジメントとともに撮ってみた。
「なぁーにぃー、いいがねいいがね」と。

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