谷川俊太郎

2006年08月25日

840e6ac2.jpg空の青さをみつめていると
       ―谷川俊太郎詩集
私の持っている文庫本は
フランスの煙草、ゴロワーズが
表紙にあしらわれてて、素敵。
どうして表紙を変えちゃったのかな?
夏も過ぎ去る頃には感傷的になるね。


空の青さを見つめていると
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通ってきた明るさは
もはや空へは帰ってゆかない

日は絶えず豪華に捨てている
夜になっても私達は拾うのに忙しい
人はすべていやしい生まれなので
樹のように豊かに休むことがない

窓があふれたものを切りとっている
私は宇宙以外の部屋を欲しない
そのため私は人と不和になる
在ることは空間や時間を傷つけることだ

そして痛みはむしろ私を責める
私が去ると私の健康が戻ってくるだろう


谷川俊太郎の詩集「六十二のソネット」より


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